検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:55,008 hit

柏餅 ページ5

.




大好きな2人に朝から会えて上機嫌の私








『今日はおやつに柏餅食べよう!朝ご飯でもいいな!!3食柏餅も幸せだろうなぁ〜』





柏餅食べ放題とかあったら幸せなのに!






?「飯はちゃんと食え」





後ろから突然声をかけられる
柏餅の事を考えていたから全然気が付かなかった



そこに居るはあの



冨岡さん






『と、冨岡さん!?おはよう…ございます』





冨「おはよう」








『こんな時間にどうしたんですか??お早いんですね』








冨「山に行こうと思う」








『山…ですか?』








冨「あぁ…」





山、山、山??
木の実でも取りに行くのかな



うーーんと頭をひねるが全く分からない
恐らく顔に出ていたのだろう







冨「山に行くのは体力を付ける為だ」






『なるほど!こんな朝早くから凄いです!』







冨「…Aも頑張れ」







『ッッ…はい!!』








大好きな富岡さんに頑張れって言われた!!
鮭大根美味しく作れるようにがんばろ!←




冨「あとこれ…」




羽織りの内側から何かを包んだ笹を取り出す





『??』




丁寧に丁寧に広げる冨岡さん
何それ可愛い




広げた笹の中には
私の大好物である柏餅が、2つ





『柏餅だぁぁぁ』キラキラ








冨「喜んで貰えて嬉しい。ときと…無一郎と一緒に食べてくれ」




だから2つなんだ!

でもでもでも冨岡さんと食べたいって思ったり…しなかったり…




冨「じゃあ、俺は…」





『あ、あの、』





冨「…?」








『良かったらこの柏餅2人で食べません…か?』







冨「俺は無一郎と食べろと渡したのだが」






『そ、そうなんですが…えっと、私が!冨岡さんと食べたいなぁって…』




後半になるにつれ掠れる声
しっかりしろ自分!!






冨「悪いが鍛錬がある」








『そ、そうですよね!何馬鹿なこと言ってんだろ…あはは』








何を期待していたんだろう
冨岡さんともあろうお方が鍛錬を放り投げて私と過ごす訳がない









冨「…また…時間がある時

一緒に食べよう」









彼なりの配慮なのか
それとも本心なのか

どちらにせよ
沈んでいた私の心を再び浮き上がらせるには
十分過ぎる言葉だった







冨「嫌なら…断ってもいいんだが」









『い、いえ!是非お願いしたいです!』







冨「そうか、楽しみにしておこう」









『はいッッ』






やっぱり冨岡さんはかっこいいなぁ…








.

縁側→←散歩



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sei(プロフ) - 叉羽さん» 叉羽さんコメントありがとうございます(*´罒`*)伊黒さん!!絡ませたいんですけど口調が...上手くネチネチを出せるか心配なんです!!←柱で出てきてないの伊黒さんだけですもんね...頑張ってみます!!ありがとうごさいます! (2019年9月6日 18時) (レス) id: 79d34fe51b (このIDを非表示/違反報告)
叉羽 - 伊黒さんと絡ませてほすぃー! (2019年9月6日 17時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sei | 作成日時:2019年9月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。