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伊黒 ページ31

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走り始めてから程なくして

伊黒さんの屋敷へと着いた







『今は夜だけど

伊黒さん、任務に行ってたりしないよね


鏑丸を置いていくはずないよね!!いつもあんなにべったりなんだから!!




それにしてもどうして伊黒さんと離れちゃったの??』








トントンと扉を叩く









伊「誰だこんな夜更けに…A?と鏑丸??」






『こんばんは!実はさっき鏑丸と会ってですね、はぐれたのかなって思って連れてきました!!』









伊「それは、鏑丸が迷惑をかけたな」







だが…と言葉を紡ぐ伊黒さん









伊「鏑丸はこの時間いつも散歩にでるのだ」









だから心配はしていなかったと…







それって私すごく迷惑なことをしてしまったんじゃ、と青ざめる







伊「別に迷惑では無かった。だがAはなぜ出歩いていたんだ、任務もないだろうに」









柱の前で



散歩、とか言っても良いのだろうか



まぁ嘘を吐くよりはいいよね







『ええ、今日は非番です。星が綺麗だったので少し散歩をしてました』









【散歩】という単語を聞いて肩が揺れる伊黒さん







伊「散歩だと?こんな夜更けに。

どうせ刀を持っていれば大丈夫だろうとでも思っていたのだろう

だがそういう問題ではなくてだな、Aも女子なのだから任務以外で一人で出歩くのはどうかと思うがな。

冨岡も心配するのではないか?まぁ、奴が心配するかどうかはどうだって良いが…」






ネチネチと擬音が付きそうな勢いで言う




『…伊黒さん、もしかして心配してくれてるんですか?』









伊「勘違いするなよ。別にAが心配なわけじゃない、お前に何かあったら甘露寺が心配するだろう!

だいたいAは自分が大事にされているという自覚が無さすぎる。



これは冨岡も苦労するだろうな」ネチネチ







鏑丸を預けてすぐ帰ろうと思っていたのに

伊黒さんの話は日付が変わるまで続いた




こんな時間に帰すのはなんだから、と



結局、空いている部屋を借りて朝方に冨岡さんの住む屋敷へと帰った









任務もない私が朝帰りしたことに冨岡さんはひどく驚いていたが

事情を話すと



苦笑しながら「大変だったな」と頭を撫でてくれた









伊黒さんの話を聞いて


自分はやっぱり愛されているんだなぁと

また自惚れるのであった




.





んんんん
伊黒さん口調むずい…

これは修業が必要ですねッッ


.

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sei(プロフ) - 叉羽さん» 叉羽さんコメントありがとうございます(*´罒`*)伊黒さん!!絡ませたいんですけど口調が...上手くネチネチを出せるか心配なんです!!←柱で出てきてないの伊黒さんだけですもんね...頑張ってみます!!ありがとうごさいます! (2019年9月6日 18時) (レス) id: 79d34fe51b (このIDを非表示/違反報告)
叉羽 - 伊黒さんと絡ませてほすぃー! (2019年9月6日 17時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sei | 作成日時:2019年9月4日 23時

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