屋敷 ページ18
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『ん…』
あれ、私いつの間に…
ていうかここ何処、
上体を起こし辺りを見回すが
見知らぬ物ばかり
あっ…そうだ
冨岡さんに抱擁されて…
それで額くっつけられて…
『う、うわぁぁ…』
力無く布団にへ垂れ込む
継子の話から
どうしてあぁなっちゃったんだろ…
とりあえずここから出なきゃ…
スッと襖を開ける
冨「時透、起きたか」
何でこんなにタイミング合うかなぁぁ
『ぅ…あ、はい。起きました…』
ごにょごにょと口篭る
冨「いきなり倒れたから心配した」
心配してくれたんだぁ…
なんか嬉しいな
『ご迷惑お掛けして申し訳ありません…』
冨「いや、いいんだ。屋敷まで1人で大丈夫か?」
『は、はいッ1人で歩けます!』
冨「そうか、よかった」
たぶん、他の人なら気付かない程度の変化
いつも真顔の冨岡さんが
笑った
ほんの少し
口角を上げて
目を細めて
『ッッッ///わ、私!帰ります!!
お世話になりましたッ!!』
あれ以上冨岡さんの顔を見てたらおかしくなる
冨岡さんの言葉も聞かずに屋敷を出ていく私
それからは無我夢中で自分の屋敷まで走った
使用人「おかえりなさいませA様……?」
使用人の挨拶に返事をする余裕も無い
なんだこれ
体が熱いし
上手く物事を考えられない
時「おかえり、どうしたの?今日は」
『む、無一郎!!!』
無一郎の姿を見て咄嗟に駆け寄る
そして泣き付く
時「え、どしたの」
『冨岡さんとね…ズッさっぎ会っで…ウッ』
時「うん」
『いぎなり"ッ 冨岡にならないかって…ズズッ言われでね…』
時「…は?」
『それで…抱擁されで…ズッ』
時「…うん」
『それがら何かおかじくでぇ…ウッ』
時「ちょっと俺、冨岡さんとこ行ってくる」
『…えっ、行かないでぇぇ!!ひどりにじないでぇぇ!!』
時「…ん"んッ」
嗚咽混じりでも
なんとか事情を話すことが出来た
時「前も聞いたよね」
『え?』
時「冨岡さんの何処が好きなのかって」
『すッ…き…じゃ…』
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sei(プロフ) - 叉羽さん» 叉羽さんコメントありがとうございます(*´罒`*)伊黒さん!!絡ませたいんですけど口調が...上手くネチネチを出せるか心配なんです!!←柱で出てきてないの伊黒さんだけですもんね...頑張ってみます!!ありがとうごさいます! (2019年9月6日 18時) (レス) id: 79d34fe51b (このIDを非表示/違反報告)
叉羽 - 伊黒さんと絡ませてほすぃー! (2019年9月6日 17時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sei | 作成日時:2019年9月4日 23時