検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:55,004 hit

屋敷 ページ18

.








『ん…』






あれ、私いつの間に…

ていうかここ何処、





上体を起こし辺りを見回すが

見知らぬ物ばかり









あっ…そうだ

冨岡さんに抱擁されて…


それで額くっつけられて…





『う、うわぁぁ…』




力無く布団にへ垂れ込む






継子の話から

どうしてあぁなっちゃったんだろ…





とりあえずここから出なきゃ…






スッと襖を開ける




冨「時透、起きたか」





何でこんなにタイミング合うかなぁぁ







『ぅ…あ、はい。起きました…』




ごにょごにょと口篭る






冨「いきなり倒れたから心配した」









心配してくれたんだぁ…

なんか嬉しいな









『ご迷惑お掛けして申し訳ありません…』








冨「いや、いいんだ。屋敷まで1人で大丈夫か?」









『は、はいッ1人で歩けます!』









冨「そうか、よかった」





たぶん、他の人なら気付かない程度の変化

いつも真顔の冨岡さんが


笑った


ほんの少し




口角を上げて




目を細めて








『ッッッ///わ、私!帰ります!!

お世話になりましたッ!!』






あれ以上冨岡さんの顔を見てたらおかしくなる



冨岡さんの言葉も聞かずに屋敷を出ていく私







それからは無我夢中で自分の屋敷まで走った









使用人「おかえりなさいませA様……?」








使用人の挨拶に返事をする余裕も無い


なんだこれ


体が熱いし


上手く物事を考えられない







時「おかえり、どうしたの?今日は」









『む、無一郎!!!』








無一郎の姿を見て咄嗟に駆け寄る


そして泣き付く









時「え、どしたの」









『冨岡さんとね…ズッさっぎ会っで…ウッ』









時「うん」









『いぎなり"ッ 冨岡にならないかって…ズズッ言われでね…』









時「…は?」









『それで…抱擁されで…ズッ』









時「…うん」









『それがら何かおかじくでぇ…ウッ』









時「ちょっと俺、冨岡さんとこ行ってくる」









『…えっ、行かないでぇぇ!!ひどりにじないでぇぇ!!』









時「…ん"んッ」









嗚咽混じりでも
なんとか事情を話すことが出来た









時「前も聞いたよね」









『え?』









時「冨岡さんの何処が好きなのかって」









『すッ…き…じゃ…』






.

好意→←実況



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sei(プロフ) - 叉羽さん» 叉羽さんコメントありがとうございます(*´罒`*)伊黒さん!!絡ませたいんですけど口調が...上手くネチネチを出せるか心配なんです!!←柱で出てきてないの伊黒さんだけですもんね...頑張ってみます!!ありがとうごさいます! (2019年9月6日 18時) (レス) id: 79d34fe51b (このIDを非表示/違反報告)
叉羽 - 伊黒さんと絡ませてほすぃー! (2019年9月6日 17時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sei | 作成日時:2019年9月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。