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Toothbrush|10 ページ11





街中を少し高さのあるブーツで歩く




日常生活品は困らない程度には揃ってるし...冬の時期に野菜は値段沸騰するから出費は抑えて



プラス松田の日常服か。アイツは幽霊のくせに風呂にも入るし寝たりだってする



服のセンスは分からんから今度松田を連れて買い物だと予定を企てた



大きなレジ袋を持ち直せば前方に見えるは見知った顔



「西條刑事!!久しぶり」


『コナン君久しぶりだね』


ニッコリとびきりの純真無垢で笑う彼が死神なんて信じられるかい?私は信じない



『コナン君。前美和子に死神呼ばわりされたんでしょ?』


「あはは...佐藤刑事は『相変わらずの死神っぷりね』だって」


『コナン君に免じて粛正しておきます』



こんな愛くるしい子供を死神呼ばわりとは許さん



『そうそう。この間の放火事件、下足痕だけで犯人特定したんでしょ?』



私達刑事課は小さな探偵の力を借りて事件解決の道へと切り進んできた


最早彼は必要不可欠な存在であり、切り札なのだ



『コナン君には私達警察官も助けられてるの。改めてありがとう』


「大袈裟だよ。僕は大層な事なんてしてない」



何処までも純粋なコナン君の頭を撫でる



『そうだ。お昼時だしお腹空いてない?なんの都合も無ければ私が奢ったげる』


「ほんと!!?やった」




嬉しそうに綻ばせる彼




可 愛 い が 過 ぎ る



『何処がいい?お店とかよく分からなくて』



コナン君に行き先を仰げば考え込む素振り



「ここから少し歩いた所にあるんだけど...ポアロとかどう?ハムサンドが絶品なんだ」


『いいねハムサンド。じゃあさっそく...』




行こう、と言いかけたその瞬間。電話が鳴ったため断りを入れてから電話に出た



『__...うん、了解。すぐ向かう』




通話終了をタップしたと同時にコナン君へ手を合わせる




『コナン君ごめん!!これから現場に狩り出される事になった!!』



そっか〜と笑って答える彼に埋め合わせはまた今度!!と言って駆け出しそうになる足を止めた




『...一つだけ。コナン君は死神なんかじゃないよ』



「え?あぁ、うん?ありがとう」




キョト顔可愛いな


根本を理解してない彼に今度こそ背を向けた






__君は死神じゃないよ。だって





『お前の姿見えてないもんな』


「俺がいた事気付いてた?」


『気付いた。何してんの?』


「お前のブラが飛ばされて...」


『死んじゃえ』


「もう死んでる」

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設定タグ:名探偵コナン , 松田陣平   
作品ジャンル:恋愛
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ふぐひらめ(プロフ) - 自分の目が土偶のように腫れあがってしまいました。松田も西城ちゃんも悪くないんだよなぁ、でも報われねぇんだよなぁ…。もし余裕が出来ましたら、この二人の普通にイチャコラしてる話が読みたいです!生前の、になるのか別世界パロになるのかはお任せします。 (10月9日 11時) (レス) @page50 id: 63e1c883be (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 大変面白く、続きが気になってしまって一日で読破してしまいました…何処を探しても、こんなに泣いて考えさせられた小説はありません…!素晴らしい作品を、本当に有難う御座います! (9月30日 9時) (レス) @page50 id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 何度見ても涙が止まらないです。本当に、なんで死んでしまったのでしょうかね (2023年5月7日 14時) (レス) id: 86ac079c04 (このIDを非表示/違反報告)
kaki - こんばんは。何度も何度も読んでも涙が止まらないです、、涙が枯れるかと心配になるほど、出てきます。素敵なお話をありがとうございました。 (2023年5月6日 23時) (レス) id: 9254c6c927 (このIDを非表示/違反報告)
ミートボール(プロフ) - こんばんは。初めて小説を読んで声が出るくらい泣きました。とても読み応えがあって、「何度でも読みたい」と思う物語でした、、!たくさん小説がある中でこの小説に出会えて本当に良かったと思いました。素敵な作品を描いてくださって本当にありがとうございました。 (2023年3月21日 0時) (レス) @page50 id: abe3749231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンドウ | 作成日時:2019年8月12日 2時

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