Hi My Lady ♡ 2 (ページ3)

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険悪な雰囲気のまま、30分くらいジャニオッパがテンを説得してくれて、何とか練習を続行できた。

帰ってきても私の顔を一切見ないでフルシカト。私も私でまだ幼かったからフルシカトで返して練習が終わったらすぐさま帰った。

帰ってからは自分の不甲斐なさとネガティブな思考で頭がいっぱいになって。なにより、大好きなテンに向かってあんな言葉を言ってしまった自分が1番嫌で。あの時のテンの表情を思い出しては堪えていた涙が一気に溢れ出た。

そこからなんとまるまる1ヶ月、私とテンは一度も喋らなかった。

すれ違っても無視、練習の時も無視。無視ばっかり。
こんな喧嘩する前はいっつも私の周りにくっついてたのに。何か、寂しいし悲しい。

それから無視され続けて何日か過ぎた頃、もうこの虚しさに我慢ができずさすがに謝ろうと決意した。

練習室の扉を開ければジャニオッパとどよんいと一緒に戯れて遊んでるテン。

DY「お、Aだ〜笑」

JO「今日も可愛らしい事で」

多分気を使いながら話しかけてくれる2人をよそにこの人はこっちを見るでもなくまだ無視をかます。

「.....ねぇ、」

TN「....皆ごめんね〜テン喉乾いたから飲み物買ってくる」

また、私から逃げるようにどこかへ行こうとするテン。

「.......」

こんなわかりやすく嫌われるの？？もう前みたいに話せないの？

もう何もかも限界で、気づけばぽろぽろとまた涙が溢れてしまってた。私、人の前で泣いた事ないのに。

TN「あ.....」

目の前の３人もかなり驚いてる。

「.....ごめん。もう話しかけないから気にしないで。ごめんね。」

何とか声を絞り出したけどとりあえずこの場から逃げ出したくて、誰かに捕まってたまるかと猛ダッシュで事務所から飛び出した。

もう今日は行かないし。いすまんそんせんにむも今日は来ても来なくてもどっちでもいいって言ってたし。多分。

あああ〜〜！！！！もうむり！！知らない！！
全部全部し〜〜らない！！

涙はまだ止まらずに心の中でめちゃくちゃ叫びながらとにかく走った。ジロジロ見られてるけど人目なんか気にする余裕もない。ただただ走った。だって、今止まったら多分、もう立ち上がれない。

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