貴方だったのね。

４１話 ページ43

これが、私の過去なの？正確な事はまだ何も知らないし覚えてない。



思い出したくも無いのに、なんで神様はこんな事をするの？



あれから、私は他の兄弟達からも避けられ暴力を受けた。



「愛美の苦しみをもっと味わえ」って、言われながら



いつも、長男長男とか言ってる竈門炭治郎までもが、私に暴力を振るって来た。



禰豆子は、影で見てるだけ。助けてくれなかった



助けなんて求めてないし、期待なんて初めからしていないからどうでもいい。




なんだろ、苦しいとか悲しいとか何にも思わない.......何も感じない。



きっと慣れてしまっているんだろう。こう言う生活に



早く解放してよ........。早く戻らなきゃ行けないの。



目を瞑って開くと、いつも私が見る夢と同じ光景が視界に広がった。




真っ白の辺り一面の雪に、市松模様の羽織を羽織った竈門炭治郎が私を平手打ちにし、他の兄弟達もお父さんかお母さんか分からない人達が私を汚物を見るような目で睨む


そして_______






炭「お前なんか家族じゃない！！出て行け」






要約.....全部思い出したよ。



全て繋がった。私が見るいつもの変な夢の正体は貴方だったのね



望んですらない、自分の過去を思い出してしまった。









その先は、絶望しか無かった

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