貴方だったのね。

３１話 ページ33

それから、善逸から連絡が取れなくなったらしい。



鬼殺隊だから、よっぽどの事がない限り死にはしないと思うけど



取り敢えず鯉夏さんに、別れを言わなきゃ。夜じゃないと鬼は斬れないし




鯉夏さんの部屋に着く前に、一応隊服に着替えた。髪型を元に戻すのが大変だった......









炭「鯉夏さん。

不躾に申し訳ありません。俺は“ときと屋”を出ます。

お世話になった間の食事代などを旦那さん達に渡していただませんか？」






鯉夏「炭ちゃん、蜜奈ちゃん。その格好は....」






炭「訳あって女性の姿でしたが俺は男なんです」







「私は女ですけどね。あと、私は須磨さんの妹ではありません。まぁ、1人姉は居ますけど」






鯉夏「あ、それは知ってるわ。見ればわかるし....声も」







と、炭治郎に向けて鯉夏さんが申し訳なさそうに言っていた。





まぁ、見ればわかるよね






炭「えっ？」







鯉夏「男の子だって言うのは、最初から分かっ
ていたの。何をしてるのかなって思ってはいたんだけど...。

蜜奈ちゃんは、女の子って分かってたけど。

事情があるのよね？須磨ちゃん心配していたのは本当よね？」







炭「はい！それは勿論です。嘘ではありません。いなくなった人たちは必ず助け出します」







「それが、私達の仕事だから」







それから、鯉夏さんは暖かく迎え入れてくれて、出て行くことを優しく認めてくれた。





必ず、鬼の首は斬るから安心して







鯉夏さん。結婚するらしい......幸せになって欲しいから早く鬼を見つけなきゃ

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