貴方だったのね。

２話 ページ4

炭治郎side


やっと、Aが出て行った。


だけど、胸が苦しいのは何でだ？



出て行く時の、Aは泣きもせず





絶望





喪失感






悲しみ





の匂いがしたんだ。ずっと、愛美を苦しめて来たんだぞ？







禰豆子「早くAを連れ戻さなきゃ！Aごめんね。ごめんね！」






禰豆子が行成Aの羽織を持って飛び出して来た、






炭「何やっているんだ禰豆子！Aはもう家族じゃ無いんだぞ。」







禰「家族だよ。私のお姉ちゃんだよ？何でお兄ちゃんは、Aの話も聞かないで追い出したの？」







Aの話？






愛美「お兄ちゃーん。どぉしたのぉ？」






炭「いや、禰豆子がAを連れ戻すって」






愛美「お姉ちゃん、酷いわぁ！私を虐める人ぉ連れ戻すのぉ？」







禰「........っ！！」






その時の、禰豆子からはこの裏切り者っ！という、愛美への憎しみの匂いがした。







炭「兎に角落ち着け....。家へ入ろう」






その日、禰豆子は口を聞いてはくれなかった。




そして、愛美からは





優越感





嘘






の匂いが微かにした。



もしかして、Aはずっと何もしてなかったって事か？



いつもAからは、





悲しみ




絶望





の匂いがしていた。一度も嘘の匂いなんてしなかった。





俺は長男なのに、何て事を！！

ごめん。ごめんな

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