貴方だったのね。

２１話 ページ23

善逸side




さっきの蜜奈って子、なんだか禰豆子ちゃんによく似ていた。



蜜奈ちゃんからは、怒りの音が聞こえた







善「炭治郎、あの子と知り合い？」







病室に戻ってから、さりげなく聞いてみた







炭「あぁ。A....あっ、蜜奈って子な？俺の妹なんだ」







善「えええええ？妹なの？やっぱり？でも、何で炭治郎の事知らないって言ってたんだ？」








炭「それは、この前しのぶさんから聞いたんだけど__________




って事なんだ.......。」







善「なんで、炭治郎はAちゃんの話も聞かないでそんな追い出すなんて酷い事........。それと、愛美って子酷い過ぎるよ」







炭「俺だって、なんであんなに酷い事したんだって思ってる！けど、Aの悲しみの匂いも愛美の嘘の匂いも気づけなかった自分が、許せないんだ」






炭治郎は、自分の病院服のズボンを握り締めながら泣いていた


炭治郎だって、苦しかったんだよな。


それは、禰豆子ちゃんだって


Aちゃんは、どんな気持ちで今まで生きて来たんだろう。




記憶が無いって、そりゃ失う前散々苦しみに会って来たんだよね。






Aちゃんの話だけでも、聞けたらいいのに

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