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5話 ページ6

リビングには、父もいて仕事で忙しいんじゃ...。なんて思った。私が帰って来るなり、父は立ち上がって自慢気な顔で



父「これが娘のすみれです」

無花果「ほう、お前が架純坂すみれか」

「はい、そうです」

母「すみれは、全国模試一位でラップのお教室でもトップレベルなんです。どうか、ウチの子を」



何故、そんなに仕切りに私を言の葉党の人に売り込むのだろう。そんな疑問が脳裏によぎる。



無花果「いいだろう。一度、すみれお前のラップを聞かせてくれないか?」

「...え?」

母「ほら、何をグズグズしてるの!早くマイクを持ちなさい」

父「そうだ!」



言われるがまま、私はラップを披露した。目の前にいる、勘解由小路無花果様は立ち上がって拍手を送った。



無花果「素晴らしい!是非、言の葉党に欲しい逸材だ。すみれ、高校を卒業したら中王区に来い」

「...え?」

母「良かったわね。すみれ!貴方、中王区に行けるのよ」

父「それこそ、俺たちの娘だ」



何を言っているのか分からなかった。私はその瞬間、目が覚めた。この家族は普通じゃないって。私は、幼い頃から中王区に行く為だけに、学力を高めさせられラップを習わされていたんだと、悟った。


反抗すれば殴られる。そう思ったから、私は「はい」と、答えた。勿論、嘘だけど。お母さんが、「この世界に生きて行く為には自分を偽れ」と、言ったのだから、偽ってやる。


騙していつかこの人達を裏切ってやろう。そう思った。けど、いつ日か私は本当の自分が分からなくなった。

そんな時だった。夢野さんの小説に出会ったのは。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 夢野幻太郎   
作品ジャンル:恋愛
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藍原 葵(プロフ) - 赤苺さん» コメントありがとうございます!私も夢野さん推しなんですよ!!これからも投稿頑張ります。 (2021年8月31日 8時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
赤苺 - わー!!! 自分、夢野好きなので嬉しいです!ありがとうございます!!応援しています! (2021年8月30日 20時) (レス) id: b03a20a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - 夏姫さん» ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです。更新頑張ります。! (2021年8月14日 13時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - こう言った展開好き面白いのも混ざってるから更新頑張れ! (2021年8月14日 13時) (レス) id: 55e6785be2 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - うっちゃんさん» わー!!ありがとうございます。嬉しいです!! (2021年8月7日 17時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍原 葵 | 作成日時:2021年8月7日 16時

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