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12話 ページ13

1つ気が付いた事がある。此処にお湯なんて物はない。1つだけ余ってしまったか。有栖川さんが喜んでくれたしいっかな。



有栖川「これもしかして、すみれの晩飯か?」

「ええ、そうですけど」



その一言に有栖川さんは、顔を真っ青にして再び土下座して来た。



有栖川「悪ぃ!まさか、これがすみれの晩飯だとは知らずカップスープ以外全部食っちまった」

「全然平気です。本来、お金とはこういう時の為に使うものでしょう」

有栖川「うぅ〜。お前、本当にいい奴だな」

「そんな事...」



2度も土下座させてしまった...。夜も遅いし帰ろう。でも、有栖川さん一文無しだと言ってたな。帰る所は流石にあるのかな?



「あの...、1つ聞いていいですか?」

有栖川「ああ。何でも聞いてくれ」

「えっと、帰る家ってあるんですか?」

有栖川「アリマシェン」



と、何だかカタコトで小声で言ってきた。マジデスカーと、私も呟いてしまった。こんな所で、野宿させる訳には行かない。でも、変な週刊誌に取り上げられでもしたら...。でも!




数分後______



有栖川「いやー、家まで泊めてくれてサンキュな!」

「いえ、どうぞゆっくりして行って下さい」



私血迷ったか!何故、2度も道を踏み外したのよぉ〜。超えては行けない一線を2度も超えるかしら。推しのメンバーを家に連れ込んでしまった。



有栖川「どうしたんだ?すみれ」

「気にしないで下さい。私、これから夕飯なのでお湯を沸かして来ます」

有栖川「カップスープ一個で足りるか?」

「....大丈夫です。多分」



夢野さんっ。決して私、推し変した訳じゃないからね!私は夢野さん一筋だからね!と、心の中で必死に叫んでいた。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 夢野幻太郎   
作品ジャンル:恋愛
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藍原 葵(プロフ) - 赤苺さん» コメントありがとうございます!私も夢野さん推しなんですよ!!これからも投稿頑張ります。 (2021年8月31日 8時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
赤苺 - わー!!! 自分、夢野好きなので嬉しいです!ありがとうございます!!応援しています! (2021年8月30日 20時) (レス) id: b03a20a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - 夏姫さん» ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです。更新頑張ります。! (2021年8月14日 13時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - こう言った展開好き面白いのも混ざってるから更新頑張れ! (2021年8月14日 13時) (レス) id: 55e6785be2 (このIDを非表示/違反報告)
藍原 葵(プロフ) - うっちゃんさん» わー!!ありがとうございます。嬉しいです!! (2021年8月7日 17時) (レス) id: 1c76c161ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍原 葵 | 作成日時:2021年8月7日 16時

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