【イナスﾞマイレフﾞン】星の使徒の裏切り者４ (ページ22)

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【Episode.168：新技】ページ22

角馬「吹雪がディフェンスを突破！」

パスを受けた吹雪がディフェンス陣を置き去りにして駆け抜けていく。

吹雪「これが最後だ！吹き飛ばせ！」

A「…ん？」

一瞬、主人格の方の吹雪が見えた気がした。

吹雪「おーおおおぉぉぉ！エターナルッ…ブリザードッ！」

デザーム「来るか。ならば…私も答えよう！ドリルスマッシャー！」

A「…！」

円堂「えっ!?」

やっぱりまだキーパー技を持ってたか。

突き出した片手から巨大なドリルが出現して、シュートの勢いをドリルの回転の勢いで相殺して…軽々受け止めた。

デザーム「フン」

吹雪「何っ!?」

角馬「な、なんだこれは!?フルパワーのエターナルブリザードを止めてしまったぁ！」

円堂「あんな凄い必殺技を持っていたのか！」

デザーム「くっ、ふふ…私にドリルスマッシャーなどを使わせるとはな…ここまで楽しませてくれた奴らは初めてだ。ハッハッハッハッハ！」

A「(…ま、今までの流れからしてそう簡単に決まるわけないか)。…って、はあ？」

と思ったら、突然ボールをライン外に放り投げた。

デザーム「試合終了だ」

円堂「なんだと!?」

割と落ち着いた声で試合終了と宣言したデザーム。それには思わず円堂がゴール前からすっ飛んでくるレベルで驚きだよ。

古株「…確かに、時間は残っていないが…」

デザーム「引き上げるぞ」

イプシロン「｢ハッ！デザーム様！｣」

ビシッと背筋を伸ばして一斉に返事したら、皆してデザームの下に集まって…あ、上から赤と黒のエイリアボール飛んできて如何にも怪しい赤黒い霧が出てきた。

吹雪「…ふざけんな！」

円堂「吹雪！よせ！」

これに一番気に食わない様子の吹雪が飛び込みそうになるのを後ろから円堂が羽交い絞めに近い形で引き止めてる。

吹雪「まだ勝負はついてねぇぞ！…逃げるなぁ！」

撤退する時の例の光が見えてきた。

デザーム「再び戦う時は遠くない。我らは真の力を示しに現れる」

A「…真の力、ねぇ…」

それだけ言い残すと、光が消えてイプシロンが去った。