【Episode.165：心変わり】 ページ19
角馬「まさに熱戦！両チーム、激しいボールの取り合いだ！」
A「！…」
土門「やらせてたまるか！ハッ！」
試合に意識を戻した時、土門がファドラを阻止したのが見えた。ボールはラインを割ったけど。
土門「どうだ！」
ファドラ「チッ…やるな」
壁山「凄い技ッス！」
栗松「いつの間に練習したでヤンスか!?」
土門「へへっ」
目金「まるで地面から噴き出すマグマ…名付けて、ボルケイノカット！」
ゼル「…成程。私にもわかってきました、デザーム様の言葉の意味が」
デザーム「フッハッハッハッハ！そうだ。魂と魂のぶつかり合い、それが私の求めていたものだ！」
A「…」
何故、こいつらの力が増した…？…わからない…。
ボクの感情に、Aの力がざわつくのを感じる…オーラが噴き出して、髪が微かに揺れる。
A「駄目だよA…力を抑えなきゃ…」
…よかった、落ち着いた。
ソーア「…」
ボールを持ったマキュアに壁山と塔子が立ち塞がる。
マキュア「メテオシャワー！」
塔子「わああ！」
壁山「うわああー！」
マキュア「キャハハ！」
角馬「雷門のダブルディフェンスが突破されたー！」
円堂「くっ…。…！」
木暮「今度こそ止めてやる！」
A「…」
身構えた円堂の前に出てきた木暮がマキュアに向かって走ってく。
…あ、ボク完全に傍観者だ。
木暮「旋風陣！」
…ふーん、今度は発動したんだ。それに。
角馬「防いだー！木暮の旋風陣が危機を救ったー！」
円堂「やったなぁ木暮！」
マキュア「チッ」
グッと親指を上に突き立てて笑顔を見せてる。
A「…」
木暮「！…？」
ソーア「素直じゃないなー…」
晃樹「…えっ今の？走り際に木暮君の頭に軽く手を置いただけだよアレ？」
あかり「無表情だったけど…喜んでるのかな？」
輝夜「…まぁ頭を軽く撫でてたっぽいし…一応褒めてんじゃね？」
【Episode.166：追い付いた】→←【Episode.164：先制点は…】
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作者名：睦月火蓮 | 作成日時：2015年9月2日 17時
