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夢主side
ライブ中______
そらるさんがよく見える席。
『文学少年の憂鬱』を歌い上げ、次はAtRの『彗星列車のベルが鳴る。』
それから『傾国』を歌い上げたそらるさん。
〜TOXIC DANCE AND…欺いて
〜TOXIC DANCE AND…
〜蛹の中は とても見せられない物
とても素敵だった。
次の曲は『わすれられんぼ』
〜蹴り飛ばされて
〜踏みつけられて
〜子供の頃から死にたくて
〜自分すらも見失うのに
私はその曲と自分の過去を重ね合わせた。
すると
自然とまた涙が溢れた。
そしてそらるさんは20曲もの曲を歌い上げた。
そしてアンコールで最後の曲______
そらる《それでは聞いて下さい。
僕のヒーロー》
きぁぁぁぁぁぁ!!と歓声が飛び交う。
〜竜の背に乗り空をかけて
〜星降る夜に目を奪われ恋した
〜流れ出るしずくが頰にしみるけど
〜傷跡でさえもただ愛しくて
私はペンライトを振りながら号泣した。
「ゔぅ……ひぅっ…ひくっ……」
あぁ…やっぱり、私は……
そらるさんは僕のヒーローも歌い上げて最後に「ありがとうございました!!」と言い、ステージを去った。
「そらるさん…」
私はライブが終わるとグッツの列に並んだ。
まず買わねば!!
私はそらるさんグッツを全てと言っていいだろう。
買い占め、
足取り軽く歩いていた時だった。
ドンッ______
「っ〜〜〜〜!!たぁぁ…」
私は床に崩れる。
私は誰かとぶつかったの、かな?
し・か・も・!?
ぶつかったのが……
男「あぁん?てんめぇ……俺の服汚しやがって!!」
男ぉぉぉぉぉぉ!!!!?
待て、
この流れ…
デジャブ…いやいやいやそんな事言ってる暇ないんだよぉぉぉぉ!!
私はぶちまけてしまったグッツを拾い集めて
全力疾走した。
男「あっ!!待て!!ごらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ひぃぃぃぃぃぃ!!」
私は、
走って、走って、走って、走って。
逃げている内に逃げ込める部屋を探して、
「((あ!!あの部屋だ!!」
やっと見つけた。
と、思い…逃げ込んだ。
『そらる様』
______バタンッ!!
「ハァハァハァハァ……危なかった…」
ずるずずず…なんて音を立てながら壁に寄りかかって座り込む。
??「Aちゃん…?」
「…はい?」
・
後1話で完結です!!
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2023年3月19日 14時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - ぬこさん» はいっ!! (2018年9月23日 16時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 遅くなってすいません!今から拝見しますね!楽しみで仕方がないです!!では! (2018年9月23日 16時) (レス) id: 4fbcbbbe7e (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - ぬこさん» ご期待に添えられていたのか…が心配でなりません (2018年9月22日 18時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - ぬこさん» 新作出だしてみたんですが…ぬこさんのご期待に添えられたかは分かりません!!なんかリクエストくれたのにはありがたいのですが (2018年9月22日 18時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスト | 作成日時:2018年8月23日 11時