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「死ね土方」
「死ね沖田」
「死ね沖田。あっ間違った土方」
もうお通語でもなんでもなくなったよ。ただの悪口だよそれ。
二人の会話を呆れて見ていると、前方から「ぎゃあああ！！まこっちゃんがァァァ！！まこっちゃんの中にもう一人のまこっちゃんがァァァ！！」という局長サンの叫び声が聞こえた。
見てみるとさっきまでの上半身は何処かに消え去り、馬の部分と死体だけが残っている。
そして馬の部分にもう一人隠れているらしかった。
…ん？つまりどーゆーこと？？
混乱していると近くの居酒屋から土方クンの「やっちゃったじゃねー！！」というツッコミが聞こえたので急いで行ってみると、そこには酒を飲んで土方クンに蹴られたまこっちゃんの上半身がいた。
「何してんだ上半身……」
呆れていると、土方クンは上半身に説教を続けた。
「お前なにしてんのォ！？マスコットだろ何でマスコットがこんな所で飲んだくれてんだよ」
すると頭を抱えたまこっちゃんは呻くように言い訳を並べる。
「やっちゃったなぁ…まさかあんな森の中で人間が出てくるとは思わないものなぁ…」
「何！？まこっちゃん何かやらかしたの！？」
「オイィィ！！なんか恐ろしげな事件の全貌が明らかに……」
まこっちゃんが何かしたことに驚きを隠せないでいると、突然「誠ちゃん！！こっち早く早く」と寺門ちゃんがまこっちゃんを呼んだ。
寺門ちゃんの視線の先は…
「寺子屋の集団下校！！」
んんん！？
「ちょっと待て！寺門ちゃんアレを純粋なる子供にエンカウントさせる気か！？」
待て待て考え直せと止める私の言葉に寺門ちゃんは聞く耳を持たない。
「チャンスだよ！！子供は純粋だからイメージを植え付けやすい！」
「チャンスじゃねぇピンチだ！まこっちゃんはトラウマしか植え付けねーぞちゃんと見ろ！」
「しかも親の耳に伝わればあっと言う間に評判が上がる！！」
「いや下がるわ！苦情くるわ！もう寺門ちゃんのアイディアは信用できねェ！」
「子供といえばカワイイもの……」
「まこっちゃんカワイクねーよ！？」
「誠ちゃんの出番よ！！」
「ちったぁ話聞けェェェ！！」
「待てェェ！お前そいつがどれだけ重い過去を背負ってるか分かってるのかァァァ！！」
寺門ちゃんの声にダッシュして自分の下半身に帰っていく誠ちゃん。
ズボッ
余程焦ったのか、誠ちゃんは勢い余って顔を下半身にツッコんだ。
…何でそーなるの
「おいィィィ逆っ！まこっちゃんそれ逆ぅぅ！！」
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通行人N(プロフ) - 謬見さん» コメントありがとうございます(_ _;)毎週土曜日更新の予定です。Twitterで更新したらお知らせしていますので、ぜひそちらも✨これからも頑張りますのでまた感想をお聞かせ下さいね！ (2022年11月20日 16時) (
レス) @page17 id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
謬見(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました(*´꒳`*)更新待ってます！！ (2022年11月19日 21時) (レス) id: 9ecb800a6a (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - 鬼魂さん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので宜しくお願いします。 (2022年11月14日 15時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
鬼魂 - とても面白いです！更新頑張って下さいｯ!楽しみに待ってます！！ (2022年11月13日 16時) (レス) id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通行人N | 作成日時：2022年10月1日 10時
