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「うっそだぁ。」
それは嘘。さすがに嘘。
待って待って待って。
おかしいおかしい。だって高杉はアレじゃん。
アレがアレであーなったチビだろ！？(アレしか言ってない)
言ってることが分からない？しょーがねーだろ混乱してんだこちとら！
くそ、取り敢えずアイツのことは放っておき、ここから脱出する策を考えよう。
高杉のことを頭から振り払うかのようにブンブンと左右に頭を揺らした。
さぁて、どーしよ。
考え出していたその時、カタンという音とともに天井に四角い切れ込みが入り、何者かが出てきた。
そうそれは白くて大きい、黄色いくちばしをもった………
…………。
………アレ、何処かで見たことある気がする。
そいつは『はじめまして。突然だけど助けに来た、芹沢Aさん』と書かれたプラカードをあげた。
「エ、誰？つか何で私のこと知ってんの？？」
『Aさんは有名ですから』
「エッッ有名って何？つか名前呼び早くね？初対面だよね？」
奴はプラカードを下げながらこちらに何かを投げた。
受け止めて見ると、それは取り上げられていた私の刀。
『隣の部屋においてあったコレはテメーの刀だな』
「そうだけど……」
なーんか違和感あるんだよなコイツ。
どっかで…見たこと…ある様な………
「あぁ！！！」
私の大声に謎の生物は軽く跳び上がる。
「お前アレだろ！桂の仲間！！」
思い出した。思い出したわ！
そうだ、コイツ桂一派だ！知ってる知ってる！エリザベスとかいう奴だろ！
慌てて逃げ出そうとするエリザベスを引っ掴み、「まぁ待てよ」と声をかけた。
「今日は非番だ、おまえを捕まえたりしねーさ。…多分。」
『今多分って言ったか？？』
「ちょっと私とお話しねェ？聞きたいことがあるんだけど」
『無視か？？？』
うるせーな、都合の悪いことは無視だ無視。
私の態度に諦めたようにエリザベスは『何ぞ？』とプラカードをあげた。
「桂の仲間が何で高杉の船にいる」
『最近出回っている辻斬りは知っているか』
「アレだろ、私を切ったやつ。」
『そうだ、桂さんも辻斬りに斬られて残ったのは髪が一束だけ…。そこで万事屋に依頼したんだ』
「それで高杉の船に辿り着き、偶然連れ去られた私を救出……ということだな」
エリザベスは頷いた。
そして、決心したかのように私の方を向いて言った。
『貴方のことは桂さんから聞いている。ご学友だったとか。
お願いだ。今回だけ力を貸して貰えないだろうか。』
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通行人N(プロフ) - 謬見さん» コメントありがとうございます(_ _;)毎週土曜日更新の予定です。Twitterで更新したらお知らせしていますので、ぜひそちらも✨これからも頑張りますのでまた感想をお聞かせ下さいね！ (2022年11月20日 16時) (
レス) @page17 id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
謬見(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました(*´꒳`*)更新待ってます！！ (2022年11月19日 21時) (レス) id: 9ecb800a6a (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - 鬼魂さん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので宜しくお願いします。 (2022年11月14日 15時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
鬼魂 - とても面白いです！更新頑張って下さいｯ!楽しみに待ってます！！ (2022年11月13日 16時) (レス) id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通行人N | 作成日時：2022年10月1日 10時
