気まぐれ、猫系 -Jr.

cater-31 ページ31

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　 思わず肩を竦めれば



　 倒れ込むみたいに抱きつかれる。





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　 無言の合間を埋めるように。









　大「……んなわけないよな、」






　 分かってるよ、って囁く声に、ほっとして




　 でも、耳元にかかる息にちょっとどきっとする。






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　 それを否定しながら顔を上げたら




　 目が、合って。







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　大「でも、



　 これ以上変なことしたら、知らない」









　 普通にニヤって笑って言うから、








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　 …心臓が痛い。






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　 それを紛らわすように



　 先輩を急かし。







　あ「早く着替えて下さい」









　大「分かったけどさ…、








　 …何、俺の着替えシーン見たいわけ変態。」







　あ「なっ…」








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　 そんなこんなでようやく、



　 ベッドに寝かせる









　あ「ほんとに…」





　 やっぱり無理してたみたいで



　 すぐに寝息をたて始めた。









　 見ながらまた、溜息が漏れる。






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　 どうしたもんかな、これ。









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　あ「やっぱり、樹先輩に来てもらった方が良かったかな…」






　
　 今更言ったって、ってこういうこと。







　 何しろ人の家だから勝手が分からないし



　 誰か幼馴染いた方が、






　 なんて。







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　 私の携帯は部室のバッグの中だし



　 無断で大我先輩の携帯を借りるわけにもいかないから仕方ないのだけれど。




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　 とりあえず




　 脱ぎ捨てられた制服を片づけたりなんだり…ってバタバタし終えて。







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　 ベッドの脇に腰かけて、先輩を見ている間に




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　 私もいつの間にか、眠りに落ちていた。






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