気まぐれ、猫系[examen] -Jr.

catest-17 ページ18

･




　 また、睡魔に襲われたらしく



　 ふわぁって




　 小さく欠伸をすると







　 目を閉じて、寝始めて。





･





　 どんだけ寝るんだろう、この人。




･




　あ「…ふ、」





　 ちょっと可笑しくて



　 漏れた息で笑いながら。





･





　 無防備になるポイントって、あったっけ。



　 いきなりこんな懐かれても。






　 嫌じゃないし、全然嬉しいくらいだけど、






･







　 と、




　北「はよ、Aちゃ…、」




　優「おはよ…、」





･





　 考え事している間に



　 予想していた状況に。





･





　 2人は


　 私が、挨拶を返すまでもなく、硬直。








･








　あ「…おはようございます。」





　 流石に、居心地悪い。







･






　 因みに。2人の石化が解けたのは




　 後ろから





･





　樹「よ…、」





　ジェ「A−っ…、」





　慎「悪い遅れ…、」





･





　 三人が団子になって入って来た時で






　 でもそのかわりに



　 その三人がフリーズ。






･






　 埒あかない。






･






　 まだ、先輩は私の膝の上で寝息をたてていて、




　 そりゃそうだ。





･






　 今までぎすぎすしていたはずの2人が


　 いきなりこれだもん。




･




　 きっと私でも驚くだろうし。





･





　慎「…A、ごめん。」





　あ「…はい。」





　慎「尋問していいよね。」





･
　 慎ちゃんのこの言葉を、拒否できる状況じゃない。




　 痛いくらいに、先輩方の視線も突き刺さっていて。






･






　 頷きながら、内心突っ込んでおく。




･



　 この体勢で？嘘でしょ。





･

catest-18→←catest-16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す