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あれから 数日経った

私の心の中も整理されて

今日 、ちゃんと気持ちを伝えようと思う



「あ、遥輝さん 試合後お話いいですか?」



西川「うん」



私までドキドキしてしまう



中島「あ、Aおはよう」



「おはようございます」



中島「今日呑み行こ」



「試合の後 少しお話があるので待たせてしまうかもしれないんですが ...」



中島「いいよ、待ってる」



「ありがとうございます 、じゃあ試合後に!」



ドキドキしていると 時の流れは早くて

もう試合も終わってしまった



西川「話って?」



遥輝さんは 、きっと分かっているのだろう

真剣な表情で 見つめられる



「告白していただいて本当に嬉しかったです。でも、私は遥輝さんの期待には応えられません。」



西川「振られると思ってた(笑)」



「え?」



西川「俺のことはいいから卓さんのとこ行ってき」



「っ .. はい」



" 遥輝さん ありがとうございます "

そう言って 、私は卓さんが待っている部屋へ

必死に走った



「卓さんっ!!」



中島「そんな急がなくても(笑)」



「私、卓さんが好きです!」



中島「 .. え、」



「でも、付き合うことはできません ..」



中島「 .. もしかして借金のこと?」



「え、知ってたんですか .. 」



中島「ごめん、前にたまたま聞こえちゃって」



両親が借金を残して亡くなった

それから私は死にものぐるいで

昼はコンビニのバイト、夜は風俗 で働いた

だけど 借金はなかなか減らず ...


そして

あるお店で働いてる時に

この仕事を紹介された

体を売る仕事だけあって お給料も高かった

だから 、私はこの仕事をしている



中島「本当は俺が返してあげるって言いたいところだけど、Aはそれが嫌なんでしょ?」



「はい ..」



中島「分かってる、だから返し終わるまでこの仕事してていいし」



「そんな .. 付き合ってるのに他の方と行為をするなんて卓さんに本当に悪いです ..」



中島「それでも俺はAと付き合いたい」



「 .. 卓さんっ」



卓さんに優しく抱き締められる


その優しさに甘えていいの?

私 、幸せになってもいいの?

何度も自分の心に問いかけた






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作者名:かぐや姫 | 作成日時:2018年4月23日 1時

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