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中島「髪乾かした？」
「はいっ」
中島「じゃあ行こ」
「え？」
中島「ご飯、腹減ってるでしょ？」
「ほんとにいいんですか？」
中島「行くぞ」
「ありがとうございますっ」
助けてくれる為だけに言ったのかと
でも 本当に連れて行ってくれるらしくて
ぴょこぴょこ とついていく私
でも 、心の中で 遥輝さんも 引っかかってて
球団職員の立場なのに
ちょっと冷たく言い過ぎたのかもしれない
すぐに 部屋に移動しましょう とでも
言えば 済んだのかもしれないのに
卓さんの車の中で
ずっと そのことが頭をぐるぐるとしてた
中島「遥輝のこと 、気にしてる？」
「はい .. あの、卓さんと遥輝さんの仲を .. 壊すようなこと してしまって ..」
中島「最近ちょっと 上手くいってなかったし、いいよ 気にしなくて」
「すいません ..」
中島「大丈夫だって。明日遥輝も謝って来ると思うし」
「 .. 」
中島「少なくともAは悪いことしてないし」
「そうですか、ね」
中島「ほら、俺と居る時は 他の男のこと考えないで、行こ」
顔をグッと近付けて そう言えば
後ろのドアを開けに来てくれて
紳士だ 、と ちょっとドキッとした
なんて 絶対に秘密
中島「美味いもん食べて忘れよ？」
「はいっ」
少し先を歩く卓さんの腕に
自分の腕を絡ませた
「えへへっ」
私も幸せになりたい
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作者名：かぐや姫 | 作成日時：2018年4月23日 1時
