103話だよ、多分 ページ7
ただひたすら敵のプレーを見ていた
もやもやが大きくなっていくをの感じながら
何かが変だと私は思った
そしてそれは確信へ変わる
神童君が『神のタクト』を使って指示を再び出す
私はハッとして立ち上がった
見えてしまった
敵チームのキャプテンが怪しく笑うその姿が
罠だ、絶対に罠だ
親善試合では炎を纏った『ファイアイリュージョン』だったが
威力は変わるものの形はそう変わりは無い
つまり向こうも私のようにデータなどを見ていたとしたら
「今だッ!」
敵の監督が叫んだ
つまりは『対神のタクト用タクティクス』を
持っている可能性があるのだ
「必殺タクティクス『サックアウト』!」
敵チームのキャプテンが高らかにそう言った
どんなものかなんて解らない
どの書類にもそんなものは無かった…と思う
流石に全て把握しているわけではないが
そんなものがあったなら記憶に残っていると思うから…
多分、きっと、無かった…はず
一瞬のうちに立てた仮説が
証明されたのと九坂君が吹っ飛ばされたのは同時だった
水の渦に飲み込まれ
『神のタクト』が刻んだ光の線はかき消された
「あの動き…」
「気になるなぁ」
みのりさんとほぼ同時に呟いていたが
私はそれに気付かず
睨むように目を細めたのだった
「先に手の内を見せた神童のミスだ」
…そうは言ってもあれが無かったら
先制点は取れなかった
私はあの指示は間違っていないと思う
過去を振り返っていてもしょうがない
私は後半から出なければ成らない
とりあえず静かに監督に従っておくことにする
その後は一方的に押されつつあるものの
なんとか神童君が守って
指示を出す
そして『サックアウト』
ループする試合
過ぎていく時間
私は神童君はきっとまた『神のタクト』を使う
そう思ってそのたびに『サックアウト』が発動される
とも思っていた
この前半中になんとかして攻略法を私がみつけてやる
知らず知らずのうちに私はそう意気込んでいた
可笑しいな、試合になんて出たくないはずなのに
考えと行動が矛盾した私に自分で自分を自嘲するのだった
そして前半終了間近
神童君が守ろうと戻ってきたが抜けれてしまい
井吹も思うようにボールを止めることが出来なかった
高くジャンプした井吹だったが
タイミングが合わず
得点を許してしまったのだった
悔しげに歯軋りをする井吹の姿がやけに孤立して見えた
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六花 - 「靴紐結ぶの忘れてたぁぁぁ!!!」のくだりが…（笑） (2015年2月14日 10時) (
レス) id: 0a3b44450e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - はじめまして！面白かったです！実は僕も小説書いているので良かったら読んでみてください「斎拓」で検索です！後僕と友達になりませんか？いろいろ話したい事があるので… (2013年9月20日 1時) (レス) id: a0ace8b351 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 旅立ちの猫@COROSさん» 続編できました!ありがとうございます!これからも見てくれると嬉しいです!! (2013年9月18日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
旅立ちの猫@COROS - 続編楽しみにしてます！おめでとうございますっ！！ (2013年9月17日 0時) (レス) id: be22eb39a2 (このIDを非表示/違反報告)
青たん＠卓球部(プロフ) - 白滝だっ､､、あっ白竜だっ//さん» 忘れた頃に更新しちゃう青たんです。お待たせしました!さらにお待たせしてしまうかもしれませんがこれからもこの小説を宜しくです!!ありがとうございました!!! (2013年9月13日 20時) (レス) id: 93bc7c834e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青たん＠文才無 | 作者ホームページ：http://now.ameba.jp/aotan-apple/ http://www.nicotto.jp/user/mypage/index?us...
作成日時：2013年7月14日 21時
