天女騒動で死んだくノ一が天女になって戻る話 (ページ25)

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私の過去23 ページ25

沙有里「うーん.....」
食堂のおばちゃん「沙有里ちゃん、何か悩み事？」
沙有里「おばちゃん、実は、」
私は、学園長先生の所に行くまでに土井先生がきり丸、
1年は組の事を無視した事、下級生が焦って学園長先生の所に来た事を話した。

食堂のおばちゃん「沙有里ちゃん、貴方は天女様なのに、
どうしてそんな事を見て疑問に思うの？」

沙有里「信じてもらえないかもしれませんが、私は
1年は組、保健委員会委員の薬燈沙有里です。」

食堂のおばちゃん「やっぱり、沙有里ちゃんだったのね、
よかった、帰って来てくれて｡」

沙有里「信じてくれるんですか？？？！！！！」
食堂のおばちゃん「だって、野菜の切り方が沙有里ちゃんの癖切りだったもの、見ててすぐに疑問に思ったわ」

わー、野菜の切り方で私と分かるなんて....食堂のおばちゃん、恐るべし。

沙有里「ありがとうございます。あの、くノ一教室の、
子たちはいないんですか？」

食堂のおばちゃん「沙有里ちゃんが死んで、ほかの天女様が来て、くノ一教室の子たちのいじめは、酷くなっていって、終いには、もうくノ一教室は無いわ。」

えー！！！！
あの山本しな先生も、辞めるなんて.......
まあ、私が生きてた時からいじめはあったけど、まさか酷くなっていったなんて......
それは、シナ先生も辞めたくなるよ。

食堂のおばちゃん「下級生は頼れる相手が居なくなって、
笑わなくなっていったけど、沙有里ちゃんが来てからは、
前みたいにたくさん笑ってるからいいのだけれど。」

そうなんだ。私はみんなから信頼されていたなんて。

沙有里「じゃあ、土井先生や、他の先生方も、その罪悪感から、下級生と話さないんですね。」

食堂のおばちゃん「そうよ、授業中しか、話さないのよ」

沙有里「私、前みたいにみんなが笑ってる忍術学園に戻せる様に頑張ります！！！」

食堂のおばちゃん「ありがとう沙有里ちゃん」

？「天女様、少しお話があるのですが」

うわっ、上級生だ。
何かしたかな？私。

沙有里「何でしょうか？そこにいると、注文の邪魔なのですが」

仙蔵「食堂のおばちゃん、天女様をお借りしても？」
嫌だ、食堂のおばちゃん

食堂のおばちゃん「いいわよ」

　いやーー、食堂のおばちゃん、見捨てないで！

伊作「それでは、天女様、行きましょう。」
本日、薬燈沙有里、命日。
　下級生、今まで、ありがとうございました。←(おい)