悔しさ ページ2
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ペルージャに渡った2016/17シーズン、
チームは念願の優勝を果たすことが出来なかった。
ロシア人を騙る俺は、外国人枠で移籍した。
外国人枠は即戦力として結果を求められる。
だけど、俺はあまりいい結果を残せなかった。
一般的に見ると、トリックプレーはできているのかもしれないけど、
自分的には全くだった。
相手を翻弄するプレー。
イタリア、セリエAでは普通に使われているプレースタイル。
本場で強豪を相手に本領発揮が出来なかったのは俺が弱かったから。
チームが優勝出来なかったのが、自分の弱さが出て勝ちきれなかったから、
そしてペルージャからも残ってほしいと頼まれたから、
俺は、2017/18シーズンもペルージャにいることになった。
オフシーズン、チームにいる各国の代表が次々に帰国していく中、
ロシア人でもない俺は代表なんて呼ばれる訳もなく。
ひとりで、いや、トレーナーさんとふたりでトレーニングに励んでいた。
大きな怪我はないものの捻挫や突き指など、
小さな怪我をたくさんしてしまったワンシーズン。
来シーズン、最高の状態でプレーできるように調整をしていく。
自慢ではないけど、ペルージャにきてシーズン中に
最高到達点が結構上がった。
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千尋 - 続き楽しみです! (2020年1月24日 13時) (レス) id: 6a8c623822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠杏 | 作成日時:2020年1月19日 21時