生きるためにここに来たのであって貴方達と関わるつもりは一切ありません 3 【刀剣乱舞】【男性声優】

左手の行方 ページ2

(sideA)


『あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!』




左手首が飛んだ




痛い、なんて言葉では表せていいものか




手って飛んだら死ぬんじゃないの




なんで生きてるんだろ




そんな考えが頭をよぎる




鶴「お...おい人間！！大丈夫か！？」




『う"じろ"ぉ!!!』




鶴「後ろ？...なっ！！時間遡行軍！？」




あ、気付いたか 適度に倒してくれてる




それより...私を守る結界は刀剣男士達からの攻撃のみ発動するから左手が飛んだ理由はわかる だが何故結界を張ってあった(内緒で)本丸に遡行軍が入り込んだのか




あ、痛いな 考えてる場合じゃないや




??「死にそうなときまで考え事〜？A」




あれ、知ってる声が聞こえるな




『う"ぁ"...ラ"ウ"っ"』




ラウかぁ 凄い冷めた目で見られてるけど




ラウ「全く、なにやってんだか...ちょーっと歯を食いしばってよ？」




あ、飛んでった左手を拾った




え、待ってなんでこっち来るの？




え、待って待って、やだやだなんでニヤついてんの！？




『い"ｯｯｯｯだｯい"ぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!』




ラウは手首の切れた部分と飛んでった部分を重ねた




力任せ過ぎないですかラウさん




加州「何事！？...主！？！？遡行軍！？！？」




あ、なんか続々と皆出てきた




あ、よかったよかった




遡行軍取り敢えず倒して行ってくれてる




てか痛い 何回も言うけど痛い




ラウ「ほら、我慢我慢...いと慈悲深き地母神よ、守護神ラウが願う。彼の者の手を接合し、修復させる奇跡を...」




『う"...あ？痛くない...くっついた？』




ラウ「なんで遡行軍なんかにやられてんの...バカじゃない？」




『さっきまで手が飛んで死ぬかも知れなかった人に言うことじゃないけどありがと、治してくれて。』




ラウ「あれくらい別に。それより...苦戦してるみたいだよ、手伝ってあげたら？」




ラウが指差した先には殆どが軽症になった刀剣男士達だった




『ｯ！不味い！ラウ、手伝ってくれる？守護神なんでしょ？』




ラウ「ﾁｯ...痛みで狂って聞いてないと思ってたのに...」




『お願い！』




ラウ「...わかったよ。」




『ありがとう、じゃ...作戦よろしく！』




ラウ「はぁぁ！？！？考えてなかったの！？」




『痛かったから！』




ラウ「何満面の笑みでいってだよ！もう...失敗してもしんねーからな！？」




『大丈夫！私らなら出来る！』




ラウ「二回しか会ってねえだろ！！！」

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