愛してるよ橙くん４ (ページ30)

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真ん中　hkkj ページ30

クラシさんリク

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６音黒side

ビンゴの真ん中。

彼をそう例えたことがある。

トーク

ダンス

歌

そして人柄

全てにおいて、まさに万能。

年は１つしか変わらないけど、歴はけっこう上で。

しかも、関西で活動していたから、最初は噂にしか聞いてなくて。

初めて見たときに、目が離せなかった。

ステージの上だけではなく、裏でも存在感があって。

彼の周りには、笑顔があふれていた。

惹かれない、訳がなかった。

いつの間にか、目で追っていて。

俺たちにとって兄のような存在の人たちがいるグループに加入すると知ったときは、衝撃で。

どれだけの覚悟で、その決断をしたのだろうかと。

物理的な距離が近くなって、話してみると、やっぱり魅力的な人だった。

ああ、俺はこの人が好きなんだって気づくのにも、時間はかからなくて。

メンバーには、

６青「え、康二くん？」

６赤「へぇ、なるほど。北斗ってそういう
　タイプだっけ？」

６緑「まぁ、わかるけどね。いいヤツだし、
　ホントに。」

６黄「きっとライバル多いぞ。早めに動いた
　方がいいんじゃない？」

６桃「そうだね、頑張れー。」

前途多難なことを伝えられたけど、応援はしてくれて。

だから頑張ろうと思って、柄にもなく、何度もご飯や遊びに誘った。

少しでも、俺のこと、知ってほしくて。
意識して、ほしくて。

でも、実際は俺の方が、さらに意識するようになった。

彼の隣は、すごく居心地が良い。
ますます、気持ちは強くなっている。

「康二くん。」

橙「ん？あ、北斗やん。お疲れさまぁ。どない
　したん？」

「この後、予定ある？」

橙「なんもないよ。あ、スーパーは行くかなぁ。
　冷蔵庫の中寂しくなってきたし。」

「それ、急ぐ？良ければご飯行きたいなぁって
　思ったんだけど。」

橙「ああ、ええよ。スーパーなんかいつでも
　行けるし。北斗とおった方が楽しい。」

何気なく発せられる、そんな言葉にも、嬉しくなる。

楽しいって思ってくれてるんだ。

「ありがとう。お店なんだけど、」

橙「任せるよ。候補あるんやろ？そこ行こ。」

「そう？ありがと、じゃあ準備してくる。」

橙「はいよー。」

お店は任せてって言ってるんだ。

お店のリサーチは、常にしてる。
美味しいところに連れて行ってあげたいからね。