愛してるよ橙くん４ (ページ12)

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＊束縛　mmkj……※ ページ12

※裏表現ありです。閲覧ご注意ください。

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黒side

橙「待ってって！れんっ、」

「待たない。」

橙「ちょっ……ぅあっ……」

「康二くんっ、」

ベッドに押し倒して、服に手をかける。

あなたは、悪いことなんか何もしてないよ。

俺が勝手に、怖くなっただけ。

今日の収録で、見せつけられてしまってから。

あなたと関西の人たちの、強すぎる絆を。

俺が見たことのない、表情を。

「ごめんっ、優しく……できないっ……」

余裕なんか、ない。

あなたに乱暴なことをして、傷つけるのは嫌だと思う自分はいる。

でも制御ができない。

橙「んぁっ……れ、んっ……ぁっ……」

「あなたの恋人は……俺だっ…」

早く安心したくて、

慣らすのもそこそこにして、あなたの中に。

橙「…っ……ま、って……んぃっ……」

「ごめんっ……」

痛いよね、苦しいよね、ごめん。

どうか、許して。

橙「…あっ……れ……れんっ……てっ……」

「んっ？」

橙「…ぁうっ……て、……にぎ……てっ……んぅっ………」

俺に向かって必死に手を伸ばしてくる。

その手に指を絡ませると、

橙「んっ……れ、ん……だぃ、じょーぶっ……やで…」

「えっ……」

橙「はっ……大、丈夫っ…あっ…すきっ…や、……」

こんなに乱暴にしているのに、

好きって。

好きって、言ってくれる。

嬉しくて、気持ちが少し、落ち着いていく。

「っ……こぅじっ……くんっ……」

橙「…っ……やっ、あっ……いっ……ぁああっ」

「……くっ……っっ！」

結局、一気に最後までしてしまって。

高ぶった感情はおさまったけど、やっぱり少しの不安はあって。

ぐったりと横たわって、荒い息を整えようとしてるあなたの、

露になっているｷｭｯとしまった細腰に、

どこにもいかないで

そんな思いを込めて、ゆっくりと優しく優しく、唇を落とした。

橙「………やりすぎやって。」

「………ごめん。」

橙「………心配せんでも俺は蓮の側におるよ。」

「……うん。康二くん、」

橙「なに？」

「愛してるよ。一緒にいてね。」

橙「当たり前やん。俺も、愛してる。」

ああ本当に、愛しい。

こんなにも俺を夢中にさせる人なんて、もう一生いないよ。

ねぇ、康二くん。

皆にはちょっと悪いけど、

あなたはいつまでも

俺の側に。