愛してるよ橙くん５

＊ ページ33

青side




w桃「不器用やから、周りのために動きすぎて、
　 自分のことが疎かになっとって。」


w青「久々に会ったとき、いっぱいいっぱいなん
　 がわかって。話聞いて甘やかそうとした
　 けど、遠慮してダメやってん。」


w桃「やから、ああいう風に、目に見えるよう
　 に甘やかし始めたんよ。周りからなんか
　 言われても、ネタにできるし。」


w青「WESTでやっとったら、康二も落ち着い
　 てきて。こういうやり方もありやろっ
　 て。んで、いつの間にか普段からもやる
　 ようになったな。」


w桃「うん。もうこれが当たり前。」





なんか、納得したわ。

康二が甘えん坊気質なのは、知ってる。

それでいて、肝心なときには甘えないで、一人でやろうとするところも。

だから、そうやって……。





桃「それって、俺らもできる？」


w青「ん？」


桃「流星たちみたいにするの。」


w桃「まだ厳しいんとちゃう？けど、このグルー
　 プの中では年下組やから、そのうちでき
　 そう。」


w青「せやな。今はまだ、俺らの特権や。」





にやっと笑う流星の表情に、ちょっと悔しさを感じる。

けどWESTと康二の絆の深さは、相当なものだってことは、わかっている。





桃「絶対甘やかしてやるんだから。」


w青「ははっ。…………頼むわ。」


「ん？」


w桃「康二の居場所は、スノーマンやからなぁ。
　 俺らだって悔しいわぁ。」


w青「俺らの可愛い弟なんやから、優しくした
　 ってよ。」


「……うん、任せろ。」


橙「ただいまー！めめ、次やで？あ、流星と
　 のんちゃん、まだおったん？」





康二が戻ってきたから、この話は終了。





w青「康二が来るまでって思って、待っとった
　 よ。アカン？」


橙「ううん、嬉しい！」


w桃「もうそろそろ戻らなアカンから、康二
　 ぎゅーしよ。」


橙「おん、ぎゅーっ。」


w青「康二、俺も。」


橙「はいよー。ぎゅーっ。」





ははっ。
最後まで見せつけてくれるね。





w青「じゃあ康二またな。スノーマンの皆も、
　 お邪魔しました。よろしく頼んます。」


w桃「今度またしゃべろ。お邪魔しましたー。」


桃「ほーい、またね。」




ﾊﾟﾀﾝ




橙「何話しとったん？」


「え？秘密。」


橙「ええっ、ずるい！教えてやっ。」





これからは、俺らがたくさん甘えさせる。

WESTに負けない、いや、越えるくらいの絆を紡いでいこうぜ。




fin

温かい　NNWkj(mckj)→←絆　rs&ktkj(SNkj)

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