２１話 ページ23
渚side
緊張し過ぎて声が出ない...
エーミールさんが目の前に来て、私は更に緊張する。
どうしようどうしよう、なんて思っていると頭に手が置かれ、優しく撫でられる。
緑が私の頭を撫でていて、少し落ち着いてくる。
「えー...視聴者さん、と聞いているんですが」
「あ、いつも動画見させていただいてます」
緑とエーミールさんのテンポ良い会話に自分は付いていけず、ちょこんとそこに座っている。
それに気付いたのか、エーミールさんが私に尋ねてくる。
「渚さんも緑さんと同じように視聴者さんなんですか？」
「あ、ははぃっ！」
紳士的ですね。流石です...！
そう思っていると、突然エーミールさんが立ち上がった。
「お茶でも淹れてきますね。ちょっと待っててください」
「ぁ、ありがとうございます...」
彼は微笑んでキッチンへと歩いていった。
「緑助けて...！」
「渚ちゃん落ち着いて。大丈夫だよ」
「うぅぅっ...ほらあんな所にシャオロンさんがぁっ...」
視線の先にはシャオロンさん。
彼はニコニコとしながら此方に近付いてくる。
どうか私の心臓が保ちますように...！！
「話聞いたんやけど、お嬢さん達泊まってくれるん？」
「あ、はい。お邪魔させていただいてます」
「へ〜！嬉しいわぁ〜！」
目の前であざといポーズをしながら笑ってそう言うシャオロンさん。
明るすぎる彼に、私はまた口が上手く動かない。
「うわシャオちゃんナンパしてんで」
「うわぁ〜...」
「お前らうっさいわ」
後ろから聞こえてきたシャオロンさんへの...陰口？に私はピタリと止まる。
あ〜なんかたくさん人が来ますね〜。ちょっと替えの心臓を...
最早震えずびくとも動かない私に、エーミールさんが「どうぞ」とお茶を出してくれる。
カオスになってきましたね？緑助けて...！！
服の袖を先程よりギュッと強く握って心の中でそう願った。
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緑(プロフ) - レーナ（アンテファン）さん» 申し訳ありません、この一週間の間他の作品の更新などを用事の合間を縫ってしていたのでこちらまで行き届きませんでした。できれば今日中に更新できればと思います。この作品を他の作品の中から見つけていただきありがとうございます (2020年10月26日 17時) (
レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ（アンテファン） - なぜ続きないノダ私応援するから続き出してぇ！！あなた様の作品をやっとみつけられたのにいいい（だいぶ自己中） (2020年10月26日 17時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - コメントありがとうございます！(感謝の意を込めて連れ戻す) (2020年9月9日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - あ゛っ…（好き過ぎて昇天中） (2020年9月9日 18時) (レス) id: 06fca141db (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - 猫大好きさん» コメントありがとうございます！最高だなんて褒め言葉、私達にはもったいないくらいです……！ (2020年8月23日 18時) (レス) id: a6ebdaa998 (このIDを非表示/違反報告)
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