内緒のキス、秘密の関係。～Kazunari.N～ (ページ23)

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◇気付き事ページ23

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ムッと、怒った顔をして

梨田は進路指導室を出て行った。

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からかいすぎた

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「….なんだ、アイツ」

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心を許したり鎖したり

本当に訳が分からない。

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はぁ、って溜め息を吐いたら

ポケットの中に入れてたスマホが震えた。

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”進路指導室貰ったってマジか！！！”

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実は、翔ちゃんに言ってない

この部屋を貰ったこと

誰情報だ？

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”どこ情報ですか？”

”沢田と横水が言ってた”

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….誰だよ、そいつら

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今から行くわ！！っていう

無駄にテンションが高いラインを無視してロックをかけた。

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目の前にある二つのティーカップ

片付ける気には、なれなかった。

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「ニノニノ！うわ、すげぇ」

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間もなく部屋のドアを開けた櫻井先生は

ちょっと疲れていた。

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「すごくない？秘密基地」

「お前も贅沢だな！俺の株と地位は全く上がらないのに！」

「あの教頭、意外とバカだからな！」

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俺は、さっき梨田が座ってたところに座って

翔ちゃんは、さっき俺が座ってたところに腰を下ろした。

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そうすると、気付くんだ

絶対

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「あれ…。誰か来てたの？」