検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:134 hit

どうしても触れたくない【ニカ千】 ページ1

パソコンのキーボードが打つ音が響く社内。椅子の動く音に手が止まる。視線を横に向けると北山部長が立ち上がり机の上に積み重なった書類を持ち上げニカのデスクへと置く。
「俺帰るからあとは宜しく」
「ちょっと、部長!何ですか、これ!?俺、やりましたよ!?」
「ん?こないだ遅刻して、何でもやります。て言ったの誰だっけ?」
「げっ・・・」
「それにお前これ途中放棄したやつだぞ。終わるまで帰るなよ」
「じゃ、宜しく」
そう言って北山部長が帰って行くと二階堂は苛立ちをし愚痴を溢し始める。
「ふざけんなよ、マジで」
「ニカが悪いんだよ」
「くそ・・・北山、恨んでやる」
「はいはい。ほら終わりにしないと帰れないよ」
ニカと俺は向かい合わせになっていてそれぞれデスクに向かいパソコンを打ち始める。俺はあともう少しで企画書を提出出来る。だけど他の社員と比べればかなり遅い。締切には間に合わせてるけど、あいつ遅い。思われてる。イライラさせてしまう。早く終わらせないと・・・て思ってる中、いきなり空気が煙たくなり咽る。前を見ると片手に煙草を持って吸いながら片手でキーボードを打っていた。
「ちょっと、煙草吸うのやめてよ」
「うるせー。吸わせろ」
「やだ」
「吸わないと捗らない」
「それで捗るの?」
「捗る。お前は吸わないから分かんないもんね」
「うるさい。つかここ禁煙」
「それは部長がいる時だけは吸わないの」
「そう思っているのはニカだけですー」
そう言っても吸う手は止めることもなく俺は溜息をし席を立った。換気扇のスイッチを押し空気を入れ替える。
「そんなに煙草駄目?」
「無理。早く終わらしてこの場所から出たい」
席に戻り下記途中の企画書を進めた。数分経った頃ようやく企画書を終わらせた。
「終わったー。じゃ、帰るね」
「あ、マジ?ちょっと手伝ってくんね?」
「なんでよー。自分のものでしょ?自分でやれよー」
「そんなこと言うなって。飯奢ってやるから」
「えー」
そんなこと言いつつ企画書を手伝ってあげる事にした。ニカの隣に自分のチェアを持っていき隣に座り資料を持ちながらニカに教えてあげてニカがキーボードを打つ。イライラしながら煙草吸うニカに俺もイライラしながら企画書を進め約一時間が経った頃、二人して、終わったー!と手を天井へと伸ばし披露を飛ばす。

2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みん | 作成日時:2024年3月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。