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急な展開に驚く健永に美思は笑みを浮かべ、受け取って。というばかりに差し出している。もしかして気に入らなかったから渡したのかな、と思ってしまい、つい美思に言ってしまった。
「このプレゼント気に入らなかったの?」
「ちがうの。みことからのプレゼント」
「プレゼント・・・?」
「ちょっと、きて」
美思が手で招くと、「みみかして」と言われ健永の耳元でここ囁いた。
「いつもプレゼントもらってるから。みことサンタからのプレゼント」
五歳の娘には正体バレているんだと分かった同時に健永にプレゼントを用意する美思に感激して泣いてしまう。
「ママ、またないてる」
「だって、嬉しくて・・・。美思、ありがとう」
「だから美思、二つだったの?」
「うん。ひとつはみことがいちばんほしかったプレゼント。ピンクのハートのバッグ。もうひとつはパパとママにあげるプレゼント」
「え?!パパにもあるの?」
「うん!でもこれ、パパとママでひとつのプレゼントなの」
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 14時