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「ちょ、っと!たま!」
「ガヤが待ってる」
玉森と千賀は慣れないピンヒールで廊下を駆け抜けた。
「よろしくお願いします」
声を揃って撮影スタジオに入ると床、一面薔薇の花弁が敷き詰められていて中心に藤ヶ谷が座っていて右手には薔薇の花弁。それを口元に持っていき妖艶の表情をしていて再び千賀が言葉を失くしていた。こんな表情見たことない。女性に見える。いや、女性だ。頭を混乱している千賀に撮影が終わった藤ヶ谷が声をかける。
「どうしたの?健永」
「いや・・・え、っと・・・ガヤさんが綺麗すぎて・・・」
「健永も綺麗だよ」
「ありがとうございます」
そう言ってる間、玉森のソロ撮影が始まった。千賀は藤ヶ谷と共にスタジオの端に移動し玉森の撮影を見学。やっぱりセンターは違う。
薔薇も似合ってる。千賀は自分の番まで緊張していた。藤ヶ谷や玉森みたいに妖艶のような表情が出来るか不安になっていた。その様子に察ししたのか藤ヶ谷が安心させる。玉森の撮影が終わると千賀のソロ撮影。最初はぎこちない感じだったけど終盤に差し掛かると二人のような妖艶な表情が出来ていてカメラマンにも「いいよ!その感じ」と褒められて千賀は更に進化し、まるでセンターのような感じになっていた。
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 14時