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カラメル【ニカ千】 ページ30

【song by:もさを。】


入学式。俺はある男子に恋を抱いてしまった。まぁ、一目惚れ。ていう感じ?その男子は少し髪色が明るく右目の下には泣きぼくろ。顔はイケメン。どちゃくそ俺のタイプだ。どうしても声かけたいけど俺、コミュ障だから声なんてかけられない。芸能事務所にいた頃は脱コミュ障したけど退所して一年経った頃にはコミュ障復活。あー、俺何でこうなっちゃったんだろう。もう一生この男子には声かけられないまま卒業しちゃうんだ。それは駄目。自分のポリシーがどこかあるはず。はぁ、早く入学式終わんないかな。ずっとその男子の事が気になって入学式なんて上の空。・・・ようやく終わり教室に行くとそこにはその男子がいた。その男子は誰とも喋らず窓際に立ち、外の景色を見ていた。もうすぐ桜が散る。今日は快晴。雲が一つもなくスカイブルーの空に桜の花弁が散っていた。俺はその男子に声をかけてみた。
「あ、あの・・・」
「え?」
あー、コミュ障発動。上手く喋れずもごもごしてると普通なら「何?」てちょっとだけ冷たい感じに返事はするけどその男子の対応にドキッとした。
「君、大丈夫?」
「え?!あ、はい!」
「そんな硬くならないで。俺、コミュ障だから人とは話せないんだよね」
「あ!俺と一緒です」
「そうなの?!仲間じゃん」
突然、その場で抱きしめられ、これって友情の証ていうやつ?人生でそんな事なかったから胸の高鳴りが響き抱きしめられると髪を撫でられこう言われた。
「話しかけてくれてありがとう。頑張って勇気を出してくれたんだね。凄いよ」
その言葉を聞いて泣きそうになった。周りの視線なんて気にしなかった。俺はこの男子と喋れてそれだけでもいいの。嬉しいことです。まだ抱きしめられたまま俺はその腕の中を抜けこう聞いた。
「あ、あのお名前は・・・?」
「二階堂高嗣」
「俺、千賀健永」
「宜しくね」
「うん!」

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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 14時

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