Mr.chu【ニカ千】 ページ22
【song by:A-pink】
やっぱりこの顔好みだな。かっこいい。今日は一段とかっこよくて顔をみられず打ち合わせに集中出来ない。さっきまで隣にいたニカが凄くかっこよかったから。近付いた顔に胸に高鳴って思わず視線を逸らしてしまった。最近ニカといるといつも通り話が出来なくなってるし顔すら見れなくなってきたのが自分でもわかるようになってきた。何でそんなかっこいいの?ライブのリハーサルが始まる途端に肉体改造するニカに俺も肉体改造し始めたのにかなりその差はあってニカの身体は俺より引き締まった身体になって顔つきはかっこよくなり更に惚れてしまった。かっこいいな。なんて思っている中、「おーい」と呼ばれながら身体を軽く揺らされ現実に戻った。
「・・・え?あ、何?」
「何、ぼーっとしてんだよ。話聞いてる?」
「あ・・・うん」
「では何の話してましたか?」
「え・・・あ、えっと・・・」
「ほら、話聞いてないじゃん」
額に指で軽くパンッと弾かれ少しの痛さなのに、痛っ。と声を出してしまった。そうだ、打ち合わせ中だと事を忘れていた。上の空。それにデコピンするなんて。それを見たニカは、くすっ。と笑った。
「軽くデコピンしただけでそうなるなんて・・・」
いつもなら溜息吐かれ呆れるのに笑うなんて何かあるはず。女みたいな反応してしまった自分が恥ずかしくなり資料で顔を隠す。
「何、顔隠してんの?」
資料を下にずらされ顔を近付けられる。こんな至近距離・・・いつもよりかっこよくて見えて胸が高まる。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 14時