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「ちょっと買い物してくるね」
軽く手を振りワタにお留守番させたいからホームセンターまで車で15分程度。今、必要な物を購入して急いでワタが待つ自宅にたどり着いた。リビングに入るとさっきまでいたワタがいなくなっていた。
「ワタ?どこ?」
うちの猫どこかな?リビングを探すけれどいない。寝室の方かな。寝室に行くとベッドの下にもいるのかな。そっとベッドの下を見るとワタが丸くなっていた。もうこんなところにいるなんて手を指し伸ばしてまだ俺を慣れていないのか少し威嚇していた。少し経てば自分から出てくるだろうと。お腹すいて出てくるのかな。数秒後、ワタの様子が気になりワタをゆっくり引っ張り出すと怒らず内心安堵。再び俺の腕の中へ抱っこの状態。スキンシップしてるとワタのお腹からぐるぐると音が響いた。
「ワタ、お腹すいたの?ご飯にしよっか。あれ、ミルク残ってるよ。お腹痛いのかな」
リビングに移動しご飯とミルクを見た。出勤前にご飯とミルクは用意して出かけたはずなのにご飯は半分。ミルクは半分以上。体調悪いのかな・・・。ワタをご飯の前におろした。でもワタはそんな残ったミルクを見向きもせず近くにある俺のスリッパと戯れている。きっと遊んでいたいのね。要するに何も考えてるのかわからない。だけどそういう猫なら楽だと感じた。
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 14時