Stay Green【横藤】 ページ1
song by:古川雄大
長男:新-あらた- 【メイン】
次男:輝-ひかり- 長女:紬-つむぎ- 次女:鼓-つづみ-
「こんなもんか…」
一息つき、ソファーに身体を沈めた。数日前に引っ越ししてきたばかりで食事、睡眠以外荷物整理をしていた。独り暮らしには十分広い2LDK。将来の事を考えて広い賃貸だけどいざ一人には寂しい。するとカタンッ、という音が玄関の方からした。玄関に行くと一通の封筒。宛名は母さんからだ。封筒から出すと二枚の便箋。そこには母さんの優しい言葉が綴っていた。俺はすぐ返信した。とはいっても便箋なんてこの場にはなくLINEで返信した。すぐ既読にはなったがなかなか返信が来ない。忙しいのかな、それとも打つのに時間かかっているのかな。て思っていた頃、返信が来た。
"新、返信ありがとう。明日、帰るんでしょ?ご馳走して待ってるね"
これだけだったが少し笑みが零れた。だって絵文字付きで返信が来たけど絵文字が間違ってるだもん。まだ四十前なのに。間違えながらも返信してるだけで微笑ましい。明日故郷に帰る。その時に直接お礼を告げよう。
次の日、実家に帰ると、父さん、母さん、それに弟の輝。妹の紬、鼓が迎えてくれた。末っ子の鼓は早速、俺に抱きついてきた。
「にぃに!おかえり!」
「鼓、ただいま」
「あのね!つづみ、がっこうでね100てんとったんだよ」
「凄いじゃん!にぃにみたいに勉強頑張るんだよ」
「うん!」
「おかえり、新」
「ただいま、母さん」
「さぁ、ご飯の支度が出来たら食べなさい」
「はい」
鼓を抱っこしリビングに行く。
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作者名:みん | 作成日時:2024年3月6日 22時