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うなぎパイを頬張りながら麦茶を頂く。横尾さんが来るまで残りのメンバーで談話してると横尾さんが入ってきた。これでメンバー揃いました。やっぱり七人いると幸せだな。ふと結成当時やデビューを思い出すと数え切れない思い出があったな、て思うと涙が溢れた。俺が泣き出したのを驚いてメンバーが支えてくれた。
「ミツが泣くなんて・・・相当抱えていたんだよね」
玉森が支えてくれた。俺は玉森の胸に顔を埋め少しでも泣き姿を見せないようにしていたがメンバーは俺の泣きを支えてくれた。何度も「大丈夫・・・?」て問いかけてくれて最初泣いてて何も返事出来なくてそれでも心配してくれて俺はようやく落ち着き、大丈夫だよ。て言うとメンバーが優しく微笑んでくれた。本当・・・いい奴らだ。そちゃ、長年いると家族と比べるぐらい大切な存在なんだ。暫く泣くのを止まるまで支えてくれた。
「もう大丈夫だよ。玉、ありがとう」
「いえいえ。ミツって子供っぽいね」
「何だそれ」
「だって子供みたいに泣くんだもん。まるで母親になった気分」
「いつから俺の母親になったんだよ」
「いつからだろうね」
笑って誤魔化す玉森に対して怒りもしなかった。昔の俺だったらちょっとした事で怒っていたけど今は何ともない。大人になったな、俺。しかし涙脆くなるとは・・・。年齢を重ねると涙脆くなるって母親が言ってたな。
「宏光、写真撮ろ」
藤ヶ谷が言ってくれた。これでオフでのメンバー集合写真は最後かもしれない。藤ヶ谷がスマホを手に取り自撮りする。各自ポーズをとりシャッターが下りる。二、三枚撮り「集合写真取れた!後で送るね」と藤ヶ谷が言うとメンバー全員「待ってる!」と返した。子供みたいにわくわく感が伝わった。
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 11時