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今まで付き合っていた彼氏の中で二人ぐらい喫煙していて所謂ヘビースモーカー。そのうちの一人に「吸ってみなよ」て言われ煙草とライターを渡され一回試しに吸ってみたけど煙たくて無理だった。鼻から抜ける独特の臭いに気持ち悪くなって自分以外の人物が吸っていると思わず、禁煙してよ。て言ってたりして止めさせたのもあったがそれは叶わず彼氏達は吸っていた。中には怒りをぶつかれた事もあった。だから俺はヘビースモーカーは嫌い。それで彼氏達と別れたのもひとつの理由である。
「換気扇借りるわ」
「どうぞ」
「千賀も吸えばいいのに」
「絶対嫌」
換気扇の下に移動し再び一服し始めた。俺は寝室に行きウォークインクローゼットから水色のパジャマを取り出し着るといつの間にか寝室の入口に立っていた。
「居るなら声かけてよ。吃驚するじゃん」
「ごめん」
「ニカ・・・」
「どうした?」
「う、ううん・・・なんでもない」
「はっきり言いなよ。分かんないじゃん」
「これ、言ったらニカに引かれると思うから・・・」
「何それ」
「俺、ゲイなんだ・・・」
その言葉に貴方は黙り込んでしまった。やっぱり引かれたんだ。もう貴方とは一緒に居られない。想いを告げたら余計引かれる。そんな中、貴方は泣きそうな俺を抱きしめてくれた。
「ニカ・・・?」
「カミングアウトしてくれてありがとう」
「え・・・?」
「色々苦しかっただろう?俺はまだ千賀の事あまり分かってないけどこれからは少しずつ知っていくから」
「ニカ・・・!」
「ほら、泣くなって。男だろう」
「ニカが優しいから」
「千賀がゲイだろうが守っていくよ」
「ありがとう、ニカ・・・!」
とても優しくてその感情を貴方が教えてくれた。一生貴方について行きます。
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月1日 9時