Wedding Dress【ニカ千】 ページ4
【song by:東方神起】
真っ白なインテリアにキラキラと光沢するゴールドとシルバーの装飾。真上にはシャンデリアが凄く輝いていて入口にあるシャンデリアとはまた違う輝きを放っていた。
「そろそろ新婦様がお入りになります。心の準備は出来ていますか?」
「大丈夫です」
健永が来るまで後ろを向かないように指示され目を閉じ待った。すると扉が開く音が聞こえヒールの音が響く。健永が入ってきたのが分かり段々と緊張してきた。鼓動を抑えながら健永の合図を待つ。ヒールの音が止まると右肩を、トン、トン・・・と叩かれ振り向いた。
「綺麗・・・」
「ありがとう」
純白のウェディングドレスを身に包んだ健永の姿に生唾を飲み込んだ。まるで白い羽の天使-エンジェル-。半年前から様々な結婚式場に足を運びウェディングドレスを何度も試着し悩んだ。ある日、各場所で撮ったドレスの写真をテーブルに並べて悩んでいる所で健永の母親が「ドレスに悩んでるの?」と声をかけられ二人同時に頷く。どう思ったのか「ちょっと待っててくれる?」と言い部屋から出て行ってしまった。暫くすると一枚の写真を持って俺達の前に差し出す。その写真には幸せいっぱいに笑う健永の両親が写っていた。フリルとレースをふんだんに使ったドレスに目が釘付けの中、健永の母親がこういう。
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作者名:みん | 作成日時:2024年2月28日 21時