番外編 ページ10
陣痛が来てスピード出産。美思や陽翔の時は十時間超えで出産したのに、この子は随分と早いもんだ。第三子、男の子で叶都と名付けた。六歳の長女、美思と三歳の長男、陽翔が俺の母親と共に病室に来てくれた。陽翔が「おにいちゃんだよ、よろしくね」と叶都に向かって話してくれた。美思も負けじと「おねえちゃんだよ」て言って、きっと叶都にはしっかりとしたお姉ちゃんとお兄ちゃんだと分かってくれたかな。
退院後、我が家に帰ると美思も陽翔も叶都にメロメロ。まるで玩具の取り合いのよう。美思がオムツ替えに挑戦したり陽翔はミルクをあげたりしっかりした二人の成長に俺は日記を書いた。そういえば二人の時も書いてたな。自分のブログを読み返すと育児日記が出てきた。美思の時は初めての妊娠で不安がいっぱいあって大変だったな。て感じ、陽翔の時は少し落ち着いていた。流石に叶都の時は慣れたものだ。日記を書いてると叶都の泣き声に一旦日記を書くのを中断し叶都の様子に、オムツ替えし腕の中であやしていると段々と泣き止み眠ってしまった。ベビー布団に寝かせ再び日記を書いた。
「ママ、なにしてるの?」
「あれ?陽翔と遊んでいたんじゃないの?」
「はると、ねちゃった」
「え?!」
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作者名:みん | 作成日時:2023年11月1日 20時