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「花火綺麗」
灯を付け花火を堪能してる姿を見てると千賀が花火を持った右手を差し出してきた。それを貰うと今まで一番、綺麗だった。その言葉が漏れていたのか千賀も「綺麗」て言葉を溢した。岸辺で花火をするの何年ぶりだ?最後にやったのは確か千賀と一緒に花火したっけな。記憶が曖昧。そんな中、花火を楽しんでいると千賀が「線香花火やろ」と言い出し線香花火を取り出した。気付けば花火は全部付け終わり残りは線香花火だけ。やってると千賀がこう言った。
「何で線香花火てこんなにも儚いんだろうね」
「昔の俺達みたいだね」
「そうだね。ほんとあの時は最悪な俺だったからニカに悲しい気持ちにさせたよね、ごめんね」
「大丈夫だよ」
そう言うと千賀は線香花火が終わりまた泣き出す。何度も「ごめんね」て言う。ちょうど俺も線香花火が終わり抱きしようとしたら「駄目」と言われてしまった。
「どうして?」
「これ以上関係を壊したくないの」
「関係?だって俺達恋人同士じゃないんだよ、ただの友人」
「それでも嫌なの・・・」
「意味が分からない。さっきは大丈夫だったのに」
「抱きしめられた時、分かったの・・・好きになるから」
「・・・はい?好きになるてどういう事だよ。彼氏がいるのに好きになるって浮気かよ、勘弁してくれ」
「だから避けたの。でも彼氏とは別れたい」
「彼氏、可哀想じゃん」
「それでいいの。今の俺はニカじゃないと駄目なの・・・」
「俺は嫌・・・」
「どうして・・・?」
「あれだけ彼氏と一緒になりたいて言ってたのに、今度、俺との関係をより戻したいてなっても俺は嫌」
「そう・・・ごめんね」
「友人として仲良くしよう」
「うん・・・」
「そんな悲しい顔しないで・・・」
千賀の両手を両手で握りしめると涙を流しながら微笑んで俺に向けた。俺は何度も、ごめん・・・。て言うと「言わないで、大丈夫だから」て言ってくれた。静かに音を立てる波音と蒼い欠月が俺達を照らしてくれた。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 千賀健永   
作品ジャンル:タレント
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作者名:みん | 作成日時:2023年11月1日 20時

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