愛のカタチ ページ1
長女:美思-みこと- 長男:陽翔-はると-
次男:叶都-かなと-
「いってきます」と高嗣を見送り家事をし一段落するとソファーに座る。そろそろ美思が絵本を持ってやってくるはず。・・・あ、来た。あれ?その様子に異変を感じこう言った。
「美思、何かあったの?」
「いるの・・・」
「え?」
「ママのおなかのなかにあかちゃんがいるの」
・・・どういう事?美思の発言に驚く。何言ってるの、て言っても意地っ張りに「あかちゃんがいるの」て言い張る。それ以降、膝の上に乗らなかった。本当なのか・・・。お腹に手を当ててみても何も感じない。夜、美思を寝かしつけた後、一人晩酌している高嗣に言うとやはり驚いていた。
「あんなに絵本も膝の上に乗るのも好きなのにどうして急に・・・」
「やはりいるのかな」
「妊娠検査薬買ってこようか?」
「大丈夫。明日病院に行ってくる」
「気をつけてね」
「うん」
「俺、明日お昼には仕事終わるから何かあったら連絡して」
「うん、ありがとう」
一人晩酌も終えた高嗣と一緒にベッドに入った途端、吐き気が襲いシンクへと吐き出す。胃液しか出なかったけど苦しい。吐き気が治まる頃にはだいぶ落ち着きベッドに戻ると高嗣が心配していた。大丈夫、と言うと「すぐ頼ってね」と言い眠った。俺も眠り吐き気が治まったのか熟睡に近い眠りについた。
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作者名:みん | 作成日時:2023年11月1日 20時