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『…驚かせてすみません。』
あまりに驚くものだから、俺は思わず謝った。
ア?「今アリスって言った…?」
『言いました。』
完全にパニック状態に陥っていて、面白いから名乗らずに放置してみる。
バ「アリス、ラビットだよ!」
こっちの使い魔は優秀らしい。
『中三…兎角Aです。』
ア?「はあ…」
これ完全に放心状態だな
『…本名聞いていいですか?アリスって呼ぶの私も嫌なんで。』
ア?「あ、そっか。俺は有栖川光。高一。よろしくね。」
アリス―もとい有栖川さんはにっこり微笑んだ。
結局アリスなんだな。
てか先輩だからさん付けか。
『…よろしくお願いします。有栖川さん。では。』
そーいや追いかけてきたけど話すことないや。
有「え、ちょっとまってAちゃん!」
帰ろうとしたら、有栖川さんが話しかけてきた。
『…何ですか。できたら名前にちゃん付けやめてほしいんですが。』
有「何で?」
まじか。
『…まあいいです。で、何か用ですか?』
そういわれて、やっと話す内容がないことに気づいたらしい。
有「えーと、あのー、そのー、あっそうだ!
骸盗が他に誰が居るか知ってる?」
『知りません。』
しまった。即答はまずかったかな。
顔がはえ?って感じになってる。
『まあ、誰かと会ったらお知らせしますね。
連絡先交換します?』
結局、連絡先交換して帰った。
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かぎかっこ内の夢主ちゃんの一人称が変わってるのはわざとです。
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作者名:暁刹那 | 作成日時:2020年10月17日 12時