白兎【骸盗アリス】 (ページ34)

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隼人君の話を聞いて、ティシャがワタワタしていた。

…こっちを見るな。

自分でどうにかしろ。

そんな悲しそうな顔しても知らんぞ。

『…助けたいんだろ？そいつの事。』

ティシャが少し決心したような顔をして、隼人君の方に向き直った。

猫「じゃあさ、一緒に過ごした時を信じてみるのはどうかな。」

隼「一緒に過ごした時？」

猫「一緒にいて、楽しかったこと、喧嘩して悔しかったこと、仲直りして嬉しかったこと、そういうの、両手で表したらどれくらい？」

隼人君が両手を命一杯広げた。

猫「ありがとう、って言える？」

隼人君が頷き、ティシャが笑った。

猫「じゃあ、もう大丈夫。」

すると、隼人君が居た所から骸兎(ロスト・ラビット)が飛び出した。

ティシャが爪を出して、攻撃して、スカって外した。

『ｗｗｗ…だっさｗｗｗ』

猫「先輩！」

怒られた。