□入学□ ページ1
今日から高校二年生。
わたしは桜舞うゲートを通り抜け、
虹色の瞳を開く。
家の都合で転校となったわたしは、知らない人の中で過ごすだろう。
わたしは愛用の七色に輝く帽子を深々と被る。
この学校は都会だけど山の上にあり、
まぁ校則は緩い。だから帽子やメイク、
なぜか屋上まで開いているので、
生徒は『楽しい学園生活を送りたい』という
一貫した意思があるのだ。
じゃないとこーんな山の上まで毎朝来ないもん。
まぁ今年から寮が使用可能だから、わたしは寮で暮らすんだけれども。
桜吹雪に流されて、わたしは何かが飛ばされてくるのをみかけた。
ひょい、と153cmの身長でそれを取る。
それは、
「あーっ!ごめんっ!」
上から___……。校舎の二階らへんから声が落とされる。
それは、丁寧に折られたミルク色の紙飛行機だった。
声の主の方を見る。
金髪、チャラチャラしている。
わたしは置いてきた幼馴染みを思いだし……
紙飛行機を投げつけた。
……と思ったら全く止まらずに落ちたけど。
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作者名:高橋蒼 | 作成日時:2021年8月6日 17時