彼らとの繋がり ページ37
数日後、私たちは再び妖怪探偵団としてアキノリの部屋に集まった。
「それにしても、ナツメとAが姫だったなんてなー！」
「私もやられたことあるから、ナツメちゃんきっとこれから大変になるよ…」
ヒメアヤ曰く、ハルヤが自分を姫だと思い込んでたときに、ものすごい事になってたらしい。
自分の回りで突然打ち水をし始めたり、店員を洗脳して極上のクレープを作らせたりしてたらしい。(なんか分かるような気がする)
「そいえばさ、私一度も見たことないんだけど、トウマのその妖怪ウォッチオーガって他に何ができるの？」
「ああ、Aは知らないのか。他にはね、幻魔って呼ばれてる上位妖怪を憑依させることができるんだ。」
「へぇ〜、見てみたいな。誰かに憑依してもらってみてよ。」
「いいよ。じゃあ、憑依、幻魔・お松！ 我に力を！」
トウマは立ち上がって、オーガのダイヤルを三時の方向に合わせた。すると、ふわりと綺麗な衣が降ってきて、トウマはそれをするすると纏う。
そこには、扇子を持ち、お腹を出した服を着ている天女のような美しい女性が居た。
「お松、お相手しますわ。」
「わぁ、凄い妖気ね。透き通ってて、綺麗。」
「？ 貴女は… ああ、あの人の生まれ変わりなのですね。」
「えっ？」
「私は… 貴女を守ると決めてます。貴女の名は、Aですか？」
「うん… そうだけど？」
「ああ、やはり。あの人の言ってたことは本当だったのですね。あの人は、私を助けてくれたのです。
それなのに、あの人はその代償を求めるようなことは一切しなかった。どうしてもと言ったら、あの人は…
『なら、そのうち、私の子孫にAという子が来るの。その子、きっととんでもない危険に晒されるだろうから、その子を守ってあげて』。そう言ったのです。」
「んー… えっと、あの人って誰？」
「あの人は、とある武士の娘で、武士のもとに嫁いだのです。彼女の名は−アサヒ。」
アサヒ… どんな字なのか分かんないけど、そんな名前の人が昔見た家系図に居たような、居なかったような…？
「そろそろ私は戻ります。では、また今度。私は、必ず貴女を守ります。…それは、他の幻魔とて同じだと思います。」
「そう… 今度、もっと話を聞かせてね。お松」
お松は静かに頷くと、光になった。光の中からは、トウマが出てきた。
「なんか… Aっていろいろやってるんだね。」
「今のは私じゃなくて、私の先祖みたいだけどねっ。」
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スプラMOMIZI(プロフ) - ポンズイさん» コメントありがとうございます！忙しいためたまにしか更新できませんが頑張ります(^^) (2019年6月27日 7時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ(プロフ) - この作品を読ませて頂きました！本当に面白いです！！これからも更新頑張って下さい！！更新楽しみです！！（＾ν＾） (2019年6月25日 19時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - 真利奈さん» コメントありがとうございます！フクロウいいですよね…かっこいい… これからもよろしくお願いします（＾◇＾） (2018年8月10日 8時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
真利奈 - 私、フクロウが好きなので生きていて良かったです！とても面白い作品なのでこれからも更新するのを頑張って下さい！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: a3edb60187 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます！なんなんでしょうねあの方ねぇ、これからもよろしくお願いします(^∀°) (2018年8月9日 12時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
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