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季節は夏を迎えようとしている。
ゼミ飲みの日から私たち6人の関係は急激に近づいて
学内でも誰かしらと一緒にいたり、全員集合したり、予定が合うメンツがいればご飯に行くのが当たり前になった。
今は、ふみちゃん、のんちゃんとテラスで
授業の空き時間を潰している。
「7月になったら神ちゃんの誕生日だね〜
ふみちゃんどうするの?」
「うーん、2人で会おうとは言いづらいよね」
のんちゃんは、ふみちゃんが神ちゃんに
片思いしていることを知っている。
「じゃあ、合同誕生日会でもしたらええんやない?俺らみんな夏生まれやし」
「あぁ、なるほどね〜。
神ちゃんと流星とシゲの合同誕生日会かぁ」
「おい!話聞いてたか!俺をいれろ!」
「え?小瀧が何?」
また、ふみちゃんとのんちゃんの言い合いが始まった。すっかり定番になりつつある。
これもう痴話喧嘩じゃん。なんだかんだ2人でしょっちゅう会ってるっぽいし、ここが付き合えばいいのに。
「ねぇ、2人仲良いのになんで付き合わないの?」
「「はぁ???」」
「ほら、息ぴったり」
ふみちゃんが哀れんだ目をして
のんちゃんの肩を叩く。
「はぁ、、、さすがに同情するよ、小瀧」
「ほんまに。ふみみんわかる?この気持ち。俺かわいそう」
「???なに???」
2人してやれやれといった表情をしている。
2人だけがわかる共通の話??
やっぱりそんなに親密なら付き合ってもいいと思うんだけど。
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作者名:ひろか | 作成日時:2019年10月28日 18時