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朝8時、しつこく鳴る目覚ましに起こされた。
あと五分、いつもならそう言って二度寝に入るところだが今日はそうもいかない。
9時に瀬見さんが迎えに来る
「おはよう、父さん」
「おはよう。今日はやけに早いけんなんかあっと？」≪けん＝けど、あっと＝あるの？≫
「宮城の先輩が受験関係でこっち来ちょって、今日の昼に帰るらしいかい午前中に遊ぶと！」≪来ちょって＝来てて、かい＝から、遊ぶと＝遊ぶの≫
「そっか」
「うん」
一応親公認なんだけど、なんか堂々と「彼氏がこっち来てるから遊んでくる」とは言いづらい何かがある。
今日は午前中しか会えないってことで早い時間から会うことになっている
多分もうすぐ家のチャイムが鳴るはずだ
ささっと準備を済ませ、お気に入りの香水をつけて迎えを待っていた
やっぱり手首の痕は隠しきれなかったのでせめてもの誤魔化しでブレスレットを付けてみた
お気に入りの冬用ワンピースにポンチョ、お気に入りのショートブーツとタイツ
いつもより髪もしっかり巻いて、いい匂いのするヘアクリームつけて気合を入れた
いつもはめんどくさくてめったにしないメイクも今日はばっちり決めた
『今日最も良い運勢の人はー、蠍座のあなた！！気になる人の新たな一面が見られそう＿＿＿』
「よっし」
小さくガッツポーズをしたその時にピンポーーーンとチャイムの音が鳴り響いた。
どうやらお迎えが来たようだ。
「行ってきます」
そう一言父に告げ玄関に向かった。
「おはようございます」
「はよ....////」
瀬見さんはなぜか一気に耳まで赤くした。
「どうかしました？？」
「ほんとそーいうのなし。目に悪い、いい意味で」
「....！！」
意味を理解したら私までなんだか恥ずかしくなった。
「いいから早く行きましょうよ」
私は少し先に歩き出した。
外の寒い空気が火照っていた頬を冷ましていくようだ
「こら、先行くなよ。あぶねーぞｗ」
「なんですか、過保護ですか。」
そんなこと言いながら追いついてきた瀬見さんはスマートに道側を歩いてくれる。
ほんとそういうとこずるい
うちから最寄り駅までは若干距離があるが、歩けないほどの距離ではない。
そして、その通過点には現在私が通っている梟谷学園がある。
「瀬見さん、ちょっと学校によっていいですか？部室に忘れ物しちゃってて」
そういうと彼は快諾してくれた。
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South(プロフ) - 天瀬 優梦さん» コメントありがとうございます(^-^)私も書きながらにやけちゃってやばいです(//∇//)\これからも応援よろしくお願いします (2016年9月8日 19時) (
レス) id: 811d3afd03 (このIDを非表示/違反報告)
天瀬 優梦 - 顔がにやけちゃいますw (2016年9月8日 17時) (レス) id: d5114eb219 (このIDを非表示/違反報告)
South(プロフ) - 東堂莉愛さん» コメントありがとうございます！これからもドキドキしていただけるような展開を思考しますので応援をよろしくお願いします！ (2016年9月5日 1時) (レス) id: d0e44075d9 (このIDを非表示/違反報告)
東堂莉愛(プロフ) - え、まじすか。めっちゃドキドキします。 (2016年9月4日 20時) (レス) id: 28f8595726 (このIDを非表示/違反報告)
South(プロフ) - なりさん» コメントありがとうございます！ですよね！瀬見さんかっこいいですよね！私も自分で書いてて惚れそうになりましたｗこれからもご期待に応えられるように頑張ります！ (2016年3月29日 23時) (レス) id: d0e44075d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ兔 | 作成日時：2015年12月25日 21時
