隠された想い… ページ41
小瀧 side…
望「だーもぉっ！怒」
何であいつらはよくて俺はダメなんよ…
今までずっとそばにいて助けたのも…
笑わせてきたのも全部俺なのに…
望「……何で俺はダメなんよ…」
あいつと初めて会ったのは小学生の時…
俺が転校してきてからあいつが虐められてるのを
知ってあいつを助けたことから仲良くなった…。
A「ねぇ〜望〜…」
望「なんや？」
A「……なーんもない。笑」
望「ほな呼ぶな。笑」
A「えっへへ。笑」
こいつと二人でいる時の他愛もない
こんな会話ですら俺は嬉しく思えた…。
ただこうやって二人でいる時間さえ
凄く幸せに感じてた…。
〈ドスッ！〉
？「グハッ！」
望「あいつにまた何かしてみろっ！怒
その時は俺がお前を許さへんからなっ！怒」
中学でも俺と仲がいいからって色々な奴に
目を付けられて陰で虐められてたA…
それを気付いてても気付かないふりをしてる
あいつを見てられなくて…俺は隠れて守り続けた…
A「ちょっ…そのケガどうしたの？！汗」
望「なんもない…」
A「また誰かと喧嘩したの？汗」
望「お前に関係ないやろ…ほっとけ…」
A「血出てるし…こんな奴見てどこの
どいつがほっとけるのさ…汗」
望「いってっ…汗」
A「黙って大人しくしてなさい。」
望「っ………」
A「望…ありがとう…ﾎﾞｿｯ」
望「…何がやねん…」
A「……なんでもない…笑」
口喧嘩はするしこうやってあまり素直になれへん
ときもあるけど…それでもこうやって俺を心配した
目で見つめてくるAが好きだった…。
見た目が男っぽくても…性格は子供っぽくても…
それでもこいつの笑顔は可愛くてそれが大好きで…
こいつの笑顔を守り続けたかった…。
望「……いい加減好きって気付けよ…
このアホAっ…」
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作者名：RainboWEST | 作成日時：2019年8月28日 5時
