吸血鬼と、超能力者(スタミュ) (ページ15)

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星劇12 ページ15

ドンッ
「わ！！」

男にぶつかり、よろけてしまう。転びそうになるが、男の手が、腕を掴む。

？「すまん。余所見してた。」

「いえ、こちらこそ、すみません。…てあれ？」

顔を見てみると、今朝、虎石としゃべっていた青年だった。

？「どうした？って、お前、虎石の新しい相棒か。」

「はい。そうですけど、貴方は…」

？「自己紹介してなかったな。俺は、空閑愁。虎石とは幼馴染みだ。」

幼馴染み。なるほど､私と辰己のような関係。

空「お前、やっぱり、あいつに似てんな。」

「あいつ…？」

どういうことでしょ…？

「それって…」

虎「愁。ちょっと良いか？」

聞こうとしてら､虎石がわって入ってくる。

空「分かった。申渡、変な事言ってすまない」

「気にしないで下さい。じゃあ、また後で」

ペコリとお辞儀をし､その場を立ち去る。

虎石side

虎「愁。あいつに変な事言うなよ」

空「虎石、あいつに関われば、昔の事が甦るだろ？」

虎「もー、良いんだよ、申渡をあいつに重ねるのは、やめた。」

今日の試合で分かった、申渡は、あいつと違うってこと…

でも、仲良くなれたんだ。前のようにはさせない。